阿部寛(60)主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系/毎週午後9時)の第9話が、6月8日に放送される。1日放送の第8話は、平均世帯視聴率が前回から0.8ポイント減で9.5%と、初の1ケタを記録。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も、85.9万(5日午後1時現在)でドラマ部門4位という、日曜劇場らしからぬ低い順位になっている。
同ドラマは、民放テレビ局・JBNの報道局を舞台にした社会派エンターテインメント。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求しながら、社会の闇を暴いていく。都合のいい展開は以前から指摘されていたが、最終章に入っても変わらないようだ。
第8話は、原子力関連施設が集中している芦根村で、大規模な山火事が発生する。芦根村は山井プロデューサー(音尾琢真/49)の生まれ故郷で、中継クルーが現地入りする中、認知症で施設に入居していた山井の父・和雄(山本學/88)が、火災現場付近で行方不明になってしまう。和雄の靴にはGPSが内蔵されていたが、圏外で位置情報は取得できない。
一足早く現地に入っていた進藤は、元コンサルタント会社の社長で、現在は政治家事務所スタッフの尾崎(谷田歩/49)と偶然再会。尾崎を通じ、羽生元内閣官房長官(北大路欣也/82)の息子で、父の弔い選挙で当選し、衆議院議員になった真一(内村遥/40)に災害対策の協力を仰ぐ。一方、崎久保(永野芽郁/25)は、進藤が芦根村に土地勘があることや、単独行動が多いことが気になり……という展開。
ラストで、進藤がかつて官房機密費を受け取ったというスキャンダルを、AD・本橋(道枝駿佑/22)が週刊誌にリークしたことが判明。これに関して、X上では《優しいお顔で山火事の沈火に安堵してる本橋くん、まさかリーク……ニュースゲートが大好きな本橋くんがそんな訳ない。進藤さんの指示だと信じてる》などと、とまどいの声が少なくない。