■“中居氏側vs第三者委員会”は継続の見立て――法廷闘争の可能性もささやかれ……

 前出のワイドショーデスクが続ける。

「第三者委員会がこれ以上の対応はしないと宣言したことで、中居氏側との反論の応酬が終わるという見方もありますが、“そうはならなそうだ”と関係者の間では話されています。中居氏側は第三者委員会への追及を続けると見られているんです。

 中居氏側が追及をやめない理由のひとつとして挙げられているのが、第三者委員会の調査方法と報告が“やはり、少々強引なものだったのではないか”と、一定数の法曹界の関係者が考えていることがあるといいます」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)は6月3日に自身のXを更新。フジテレビの第三者員会への批判を展開した。

 橋下氏は、第三者委員会が中居氏側とのやりとりを《差し控える》としたことに反応し、《中居氏の人権への配慮が皆無な時点でフジテレビ第三者委員会は中居氏にとって中立でも最終決定権者でもない。勘違いも甚だしい。第三者委員会制度は死んだ》とポスト。

 続けて、《中居氏にとって、フジ第三者委員会が最終決定権者ではない。フジ第三者委員会は中居氏に不利な事実認定をしたのだから、少なくとも中居氏代理人とプロ同士の守秘義務契約を交わして、中居氏代理人に証拠を開示すべきだ》と主張。

 さらに《証拠の開示もなく、ある人間の行為を性暴力認定するなど、検察組織や裁判所でもやらない。フジ第三者委員会は何様だ?》と疑問を呈した。

「橋下氏はそのように主張していますが、調査の方法、報告の仕方に疑問を持っている弁護士はほかにもいると。

 そんななかで中居氏以外にも、第三者委員会への反論を検討している人がいるという話も言われているんです。反論を検討している理由は、やはり聞き取り調査など調査段階で強引なところがあったということのようです。

 第三者委員会が設置されたのは1月23日。そこから2か月あまりで調査報告書を完成させたわけです。その間に200人以上に聞き取りをし、詳細な調査を進めたわけですが、時間に迫られるなかで、というところがあったのか……。

 今後、中居氏以外にも第三者委員会に反論したいという調査対象者が出てくる可能性が言われており、そうなれば、その人物は中居氏と共闘していくものと見られています。そうした背景があるので、“中居氏側vs第三者委員会”の動きは、今後も続くと見られているというわけです。女性への二次被害は絶対に避けられるべきですが、まだ事態は収束しないと見られていますね……」(前同)

 反論からもうすぐ1か月――中居氏側は今後、どんな動きを見せるのか。もう法廷闘争しかないのでは、という声も多いが……。