■日本市場開拓を目指す「HYBE」の存在も……
前出の芸能プロ関係者が続ける。
「一部では平野さんがHYBEに移籍するのではないかとも言われていますが、HYBEはユニバーサルミュージックグループ(UMG)と、アメリカを拠点とするガールズグループを立ち上げる計画を2021年11月に発表していて、両社は近い関係にある。
さらにキンプリが所属するレコード会社もユニバーサルミュージックです。ユニバーサルがジャニーズ事務所を差し置いて平野さんたちと再び一緒に仕事をすることは常識的にあえないはずです。
ただ、たしかにHYBEは日本支社も設立し、海外進出に強い芸能プロダクションです。キンプリを辞める3人は難しいとしても、“タッキーズ”やCULENと同じように、新たな辞めジャニの受け皿になるポテンシャルは持っていますし、それを狙っているのではないでしょうか」
「HYBE JAPAN」のCEOであるハン・ヒョンロック氏は2022年8月放送の『クローズアップ現代』(NHK総合)で「日本はアメリカに次いで2番目の市場であり、昔からアイドル産業に対して非常に成熟した環境を持っている」とも話していた。
■岩橋玄樹が契約した米事務所も関係してくる?
元キンプリメンバーでは、岩橋玄樹(26)が3月18日に自身のインスタを更新して、アメリカ・ロサンゼルスに本拠地を置く「Three Six Zero」とエージェント契約を結んだと報告。同事務所にはウィル・スミス(54)も所属している。
2022年4月に滝沢氏の副業疑惑が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたが、これもウィル・スミス絡みだった。
滝沢氏が、アメリカのミネラルウォーター・ブランド「J」の輸入を手掛ける会社の取締役に就任していたという疑惑だったが、「J」はウィル・スミスと彼の息子が創業した企業が販売するミネラルウォーターでもあった。
「つまり滝沢さんとウィル・スミスさんにもつながりがあると言えるのかもしれません。当然ながら、滝沢さんは岩橋さんともつながりはあるでしょう。“タッキーズ事務所”と、岩橋さんが契約した『Three Six Zero』がなんらかで関わっていくというのも考えられそうですよね。
つまり、噂される滝沢さんの芸能の新事務所ができることで、ジャニーズ事務所を辞めたとしても、タレントが国内、さらには海外を目指す体制がしっかりと整えられていくということなんです。これまでジャニーズ事務所を辞めたらその後の芸能活動は難しいと言われてきましたが、大幅に事情が変わってくることになる。そうなると、現役タレントの“流出”も再び……という可能性はあるでしょうね。
“滝沢さんが動くことで、芸能界に大変革が起きる”と芸能関係者の間では話されていて、いよいよ3月21日に、滝沢氏が今後の重大な展望を“報告”する展開もある、ということですよね」(前同)
滝沢氏がツイッターで綴ったように芸能界は“新たな時代へ”向かっていくことになるのだろうか――。