■山本舞香と小関裕太が後押しする『めおと日和』人気
一方でなつ美と瀧昌は互いへの思いを確かめ合い、ついに睦み合ったが、いつもどおりの“うぶキュン”が全開。しかし、飽きはしないものの、少々ルーティン化してきた感はあった。そこに、芙美子と深見の意地の張り合いが新鮮で、良いスパイスになっていた。2組のカップルの対比もあって、“うぶキュン”はまだまだ盛り上がりそうだ。
NHK朝ドラ『おむすび』で演じた、主人公の専門学校の同級生・沙智も、ツンデレ具合が抜群だった山本。そして、『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)で演じた、主人公を気に掛ける当て馬の同僚など、ラブコメ二番手のベテラン小関。この2人の組み合せは、最高にツボを抑えていて、ベストキャストといえるだろう。
次回は、芙美子と深見の見合い話が持ち上がり、“ふかふみ”の関係も進展しそうだ。物語の進行が原作に追いつきそうな本作。原作の第58話(5月2日更新)から、2人の新婚生活が描かれ始めているが、ドラマでも描かれるとなると、“キュン”の二馬力状態になり、人気にブーストがかかりそうだ。(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。