■イントロに使用されたのは“退所会見”音声か ファンに走る衝撃
“ある音”とは、この曲のイントロに、2018年4月15日に行なわれた渋谷の退所会見時の彼らの音声が仕込まれているのではないか、ということだ。
渋谷の退所会見は、怪我をしていた安田章大(40)以外のグループメンバーが勢揃いした。渋谷が「ジャニーズ事務所を辞めさせていただく決断をいたしました」という決意を述べた後、それぞれに渋谷への想いを語るというスタイルで、関ジャニ∞(当時)の絆の深さが話題になったものだ。
なかでも横山は涙ながらに「正直、今日という日が本当に来ないでほしいという思いでいっぱいでした」と率直な想いを吐露。そのうえで「僕たちも下を向いてちゃいけないと本当に思いました」と自らも鼓舞していた。このときの音声が曲の中に隠されているというのだ。
「同楽曲のイントロは、ボソボソと誰かが何か話をしているけれども内容が聞き取れない雰囲気で、楽曲の始まりとしては違和感が強い演出になっています。気になったファンが楽曲を“逆再生”してみると、退所会見時の渋谷さんと横山さんの言葉が聞こえてくるんです。この音声はSNSでもたちまち拡散されましたが、確かに逆再生すると、人の話し声が聞こえてくるんです。
渋谷さんと思しき声の“……させていただく決断を致しました”という言葉、さらに横山さんの“今日という日が本当に来ないでほしいという思いで”という言葉がはっきり聞こえるんです。そうした会見時のセリフの後、横山さんと思しき声で“大丈夫、繋がるから”と言っているかのような声も聞こえます」(前出の音楽ライター)
イントロ部分が何を言っているのかと気になったファンはやはり多く、逆再生をした人も少なからずいたようで、次々にXで報告が上がるなか、
《まさか、あの日に繋がるとは…あの会見を見た時の気持ちとかが一気に蘇ってきて苦しい…苦しすぎる……》
《何年もかけてやっと癒えた傷を今更掘り返されて、傷口に塩すぎるんだけどわたしだけ???》
《この日の会見は本当にトラウマ級に悲しくて悲しくていまでも聞けないレベルなのに。。。そんなのをイントロで使うなんて本当にどんな気持ちなのかな。。。》
《あの思い出がエモくなる日なんて来ないんだよ悪夢は悪夢のまま》
《繋がるのイントロ逆再生グロすぎ怖すぎホラーすぎる 脱退の会見思い出して吐きそうなった》
など、“そういった演出はいらなかった”という声が続出している。もちろん、一部では《コラボは肯定派だし曲自体は好きです》との声も聞かれるが、批判的な声が多く聞かれる結果に。
「渋谷さんの脱退は2018年の4月13日に、公式からではなく、『FRIDAY』(講談社)よってスクープされたんです。それまで、脱退や活動休止を“匂わせる”ものが何もなかっただけに当時、ファンは衝撃を受けました。その2日後の15日に公式も脱退とジャニーズ事務所(当時)退所を発表。結成15年イヤーに起こった事件に、“息ができない”“倒れそう”といった声が続出しましたね。渋谷さんの脱退はいわば、一部ファンにとっては“トラウマ”なんです。
ただ、横山さんと渋谷さんがあの音声を曲に採用したのには、“あの日の出来事も乗り越え、コラボできた今がある”といったポジティブな意味が込められているのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
横山は5月27日発売の『anan』(マガジンハウス)で、同楽曲について《過去にあった楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、それら全てが"繋がって”今があるというメッセージが込められた楽曲》と説明していたが――“繋がれない”ファンも多いようだ。