阿部寛(60)主演の日曜劇場『キャスター』(TBS系/毎週午後9時)が、6月15日に最終回(第10話)を迎えるが、意外な展開になるかもしれない。
同ドラマは、民放テレビ局・JBNを舞台にした社会派エンターテインメント。型破りなキャスター・進藤壮一(阿部)が報道番組『ニュースゲート』のメインキャスターに就任し、周囲を巻き込みながら真実を追求するとともに、社会の闇を暴いていく。ツッコミどころが満載で、第9話の平均世帯視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、2話連続で1ケタを記録している。
そんな8日放送の第9話は、進藤のスキャンダルが週刊誌に載ることがわかり、JBN会長・国定(高橋英樹/81)はキャスターとしての幕引きを進藤に示唆する。一方、山井プロデューサー(音尾琢真/49)の父・和雄(山本學/88)は事故ではなく命を狙われたと考える進藤は、証拠を探すため、山井とともに芦根村の彼の実家へ向かう。
2人は和雄の手帳を見つけ、和雄と進藤の父・哲(山口馬木也/52)を裏切った人物がいたことを知る。進藤はその人物の手がかりを得るため、原子力燃料再処理センター所長の娘・麻衣(夏子/28)が働く食堂に向かう。また、山井は進藤に和雄の手帳に書かれたある記述を見せようと、先に食堂に到着するが、店内にはガスが充満していて……という展開。
進藤が狙われていたのに間違って山井がガス爆発で殺され、黒幕は国定会長なのかという衝撃の展開だったが、Xでは、《ライター投げた人あの距離じゃ助からないのでは? 誰が投げてるの?》《国定が間違えて進藤父のジッポ持ち帰ったとして、国定の本当のジッポは誰が回収したの? 警察か消防が回収しなかったの?》などと、差し違い方法に関して多くのツッコミの声が上がった。これまでも首をかしげるような展開にツッコミの声が多く上がっていて、伝統ある日曜劇場にもかかわらず、トンチキドラマの域に達している。