■最終回で増えた謎――
■謎4 モニター・新庄の行方
新庄(竜星涼)は公安部の野崎守(阿部寛/60)の部下だったが、最終回でベキ逃亡の手引きを行なった。ベキとの別れる際には「海外へ逃亡します。他国のモニターとも連携がとれており、ルートは確保しています」と伝えていた。『VIVANT』の続編の舞台となる国に逃げているかもしれない。
《VIVANTのティザーにテントのロゴがうつってたってことはやっぱり新庄さんのこと深掘りしてくれるのかな!?!?野崎vs新庄見たすぎる》
《VIVANT続編次期ラスボス候補キング…新庄でモニター残党狩りみたいになりそうだけど》
と、期待する声が寄せられている。
「そして、一部の視聴者がとても気にしているのが、乃木(堺)の部下・黒須駿(松坂桃李/36)なんです。というのも、彼は優秀な別班員ではありましたが、帰国が難しい状況にありますからね……」(前出のテレビ誌編集者)
■謎5 別班・黒須は帰国できるのか
松坂桃李演じる黒須は「今後も、バルカに動きがあるかもしれない」という理由で、最終回時点で帰国できていない。彼の表向きの顔はプラント開発のエンジニアのため、テントが確保したフローライト鉱脈の採掘に協力するのかも、という説もある。
一方で、一部の視聴者からは“もう黒須は日本に帰れないのでは”と憐れむ声が多い。それというのも、乃木はテントの信用を得るために信用取引を行なう際、勝手に黒須のスマホを使用して、黒須のフリをして証券会社に電話。30億円を空売りしてから、黒須が掴んでいた当該会社の不祥事を公表するという、黒須名義でのインサイダー取引を行なったのだ。
《黒須がインサイダー取引で逮捕されたかどうかに注目が集まる》
《(乃木の作戦で銃撃された)別班メンバーは無事に職場復帰できたのか。黒須はバルカから帰国できたのか》
など、彼が続編でどうなるか気にする声は多い。
薫、長野専務の正体は!? ベキや新庄のその後は!? 黒須は帰国できるのか? まだ残る多くの謎が解明され、そして再び多くの謎が出てくるのであろう『VIVANT』の続編。ドラマライター・ヤマカワ氏は前作も踏まえて、『VIVANT』についてこう話す。
「前作に続き、原作・演出・プロデュースを担当する福澤克雄さんは、過去のインタビューで『VIVANT』は”もともと『考察ドラマ』とは思っていなかった”と発言しており、今回も理詰めではなく、行き当たりばったりの展開と演出で、ワクワクさせてくれることを期待したいですね。
そんななか個人的には、続編でも活躍が見たいのはドラムです。演じていた富栄ドラムさん(33)は、最近では映画『パリピ孔明』でチラッと見たくらいなので、26年の『VIVANT』で大活躍を期待したいですね」
23年7月期に放送された『VIVANT』は、あらすじも世界観もいっさい不明なまま第1話が放送される前代未聞の手法で放送された。それが大きな盛り上がりに繋がったところもあるが、26年の続編はどうなるのか――。
ドラマライター・ヤマカワ
編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。