■同社への電凸で出た“謎の人物”の主張は……
CD発売の8日前である4月13日、音楽業界のプロモートやレーベル業務などを手がけるIZUMIPROMOTIONの伊津美氏が、ニューセンチュリーに問い合わせた動画を自身のYouTubeチャンネルで公開している。
「1度目は電話がつながらず、2度目でつながったようです。動画では、電話に出たのは同社の早川寛社長の代理で、芸能界歴45年にもなるという“吉田氏”。早川社長は“病気で入院している”とのことでした。
“吉田氏”によれば、かつて八代さんが4年間所属していた『センチュリーレコード』時代のものは、音源やジャケット写真のほか、個人の写真や八代さんが恋人に宛てたラブレターなどは、すべて“うちの商品として売買契約も結んでいる”とのこと。
裸体の写真であっても、“買い取った時点で商品としてしか見ていない”としたうえで、“なぜ今回、八代の裸が入っているだけで言われなきゃいけないのか”と不満を露わにしました。ただし、“騒ぎにしようと思って初めから仕組んだわけではない”とも」(女性誌記者)
電話をかけたYouTuberの伊津美氏が同じ音楽業界とあってか、動画内では吉田氏の話もなめらか。伊津美氏との通話中に別の電話が鳴っている音が何度も聞こえるが、吉田氏は伊津美氏との電話は中断しない。あまりにも頻繁に鳴るので、「いたずら電話が多い」と、吉田氏が苦笑いをするかのような一幕もあるほどだ。
そんな吉田氏は、八代さんが所属していたプロダクションで、八代さんの遺言に従って2024年6月に解散した『ミリオン企画』の元代表・大野誠氏への怒りを隠さない。
「大野氏は、八代さんが存命だった2023年3月、八代さんの希望により権利財産を管理する『八代ミュージック&ギャラリー』を設立し、その代表を務めています。
吉田氏はそれが気に入らないみたいですね。大野氏が八代さんの財産を私腹を肥やすことに利用しているのではないか、という疑惑をもっているようで、大野氏が“八代さんの財産を全部売っぱらっちゃう”ことについて、“あまりにもえげつない”と私見を交えて批判する場面も。
ちなみにこの吉田氏は、大野氏への憤りについて“僕の考え”と言ったあと、あわてて“僕のっていうのはうちの社長のことですよ、僕は社長べったりですから。僕も八代をよく知ってるわけですから”と付け加えています。
動画のコメント欄には、“吉田氏”は同社の早川社長ではないかという指摘がありましたね。確かに代理にしては大野氏への怒りがこれまで女性週刊誌などで報じられている早川氏の怒りの内容と全く同じでしたから。仮に同一人物だとして、偽名を名乗る意味は分かりませんが……」(前同)
そんな吉田氏に、伊津美氏は世間で封入特典が大きな騒ぎになっていることとともに、「“写真の挿入はやめます、でもCDは発売します”と言ってひっくり返して発売したら、ニューセンチュリーレコードがたちまち有名になる」と提案するも、吉田氏は「ひっくり返すことはできない」と頑な。さらには「(文句があるなら)写真であろうがラブレターであろうが、八代に関係するものは一切合切買い取られたらどうですか」と大野氏を挑発していた。
「この動画内のやりとりから感じ取れるのは、ニューセンチュリーレコード社が八代さんのCD発売の動機の一つに大野氏への“私怨”が大きく影響しているということですね。稼ぎたいという側面ももちろんあるでしょうが、加えて、大野氏を困らせたい、ダメージを与えたいという思いが見て取れました。それに巻き込まれる八代さんはたまったもんじゃありませんよね。今後の第2弾・第3弾を止めるには、やはり“買い取り”しかないのかもしれません。同社は工場までこしらえていますから、要求する額も破格なものでしょう」(同)
CD発売から約2か月、さらなる宣戦布告とも思える今回の同社の発表。HPにつづられた文面も話題で、騒動になっていることについては、
《もっともっと騒いでオクレ 高い所から見てマッセ エンヤコラ~エンヤコラ~ あ~あ 相手にしてると疲れるだけ グワッハッハ ガッハッハ 疲れた寝よ。 今後とも 末永くよろしく お願いします》
と結んでいる。YouTubeに出演した“吉田氏”は「騒ぎにしようと思って初めから仕組んだわけではない」と話していたが、ついに本性を表した形だろうか。
本サイトが同社にコンタクトを試みるも、13日時点で電話はつながらなかった。