芳根京子(28)主演、本田響矢(25)が相手役を務めるフジテレビ木曜劇場『波うららかに、めおと日和』(夜10時~)の第8話が、6月12日に放送された。
同ドラマではこれまで、穏やかで幸せな夫婦生活が描かれていたが、第8話ラストで流れた不穏すぎる予告映像に、視聴者はざわついている――。
『波うららかに、めおと日和』は、講談社のマンガアプリ『コミックDAYS』で連載中の西香はち氏の同名マンガが原作。歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描くハートフル・昭和新婚ラブコメディー作品だ。芳根が男性経験ゼロの主人公・江端なつ美、本田がその夫で硬派な帝国海軍中尉・瀧昌を演じる。
物語の舞台は日中戦争が勃発する前年の昭和11年(1936年)だったが、第7話で昭和12年(1937年)を迎えた。
【以下、『めおと日和』ネタバレを含みます】
その日、『めおと日和』ではこれまでの夫婦生活を振り返るハイライト映像が流れてから、次回予告が60秒の長尺で流れた。
次回予告前半では、なつ美と瀧昌が、なつ美の姉・あき奈(咲妃みゆ/34)の出産を手伝う様子、なつ美が「酒の席は無礼講です!」と言いながら、瀧昌と縁側で晩酌する姿など、相変わらずの仲良し夫婦ぶりが描かれた。
しかし、家にやってきた上官の話に瀧昌が深刻な顔をして、「すぐ行きます」と、出て行ってしまう場面以降は、空気感が激変。瀧昌が覚悟を決めた表情でなつ美を抱きしめて「必ず戻ってくるから待ってて」と約束するシーン、瀧昌が大雨と大波を乗り越えようと、必死に船の上を走り回る姿など、不穏すぎる描写が多く描かれたのだ。
また、同ドラマの第3話では瀧昌が「後ろ髪を引かれる思いを断ち切る」「必ず帰って来る」という意味を込めてなつ美に散髪してもらう――というシーンがあったのだが、今回の予告では、なつ美が「髪……切ってない」と、不安げに呟く姿もあった。
なお、放送後に公式SNSに投稿された予告は30秒の短縮版となっている。そちらでも「必ず戻ってくるから待ってて」と約束するシーンはあるが、船を走り回る姿やなつ美が「髪……切ってない」と呟く場面などは省略されている。60秒予告は、見逃し配信・TVerで視聴できる。
「時代が昭和12年を迎え、ついに日中戦争が始まってしまうということですかね……。この予告だけでも、『めおと日和』の“うぶキュン”を楽しんできた視聴者は不安でしょうが、さらに視聴者をざわつかせていることがあります。
それは、同じく現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』でも、“準主人公が海軍にいる大切な人が戦地に向かうのを見送る”というシーンが描かれたばかりだから。その影響も受けて、という人も少なからずいますね」(女性誌編集者)