松本若菜(41)主演の連続ドラマ『Dr.アシュラ』(フジテレビ系/水曜午後10時)の第10話が、6月18日に放送される。チープな病院のセット、うるさい研修医など、ツッコミどころの多い展開が続いたが、配信サービスでの“惨敗”はちゃんと回避している。

 同ドラマは、こしのりょう氏の同名漫画(日本文芸社)が原作で、松本演じる主人公・杏野朱羅(あんの・しゅら)は、どんな急患も絶対に断らず、どんな手を使ってでも絶対に助けるスゴ腕の救命医。配信サービス・TVerのお気に入り登録数は62.4万(14日午後3時現在)とドラマ部門の10位で、放送途中で失速するドラマがある中、減らすことなく数字を維持している。

 11日放送の第9話は、患者を救うため、ほとんど家に帰らない杏野。病院の屋上にテントを張っていて、科長・大黒(田辺誠一/56)から片づけるよう叱られながら廊下を歩いていると、うずくまっている妊婦(村川絵梨/37)を見つける。あわてて駆け寄り、初療室に運んで手当てすると、彼女は梵天太郎(荒川良々/51)の妻・美鈴だった。

 一方、自動車にはねられ、外傷を負った女子高生・土井明日花(吉冨さくら/26)が運び込まれる。意識はあるものの、こちらの呼びかけへの反応に乏しい状態で、杏野は彼女が耳が聞こえていない可能性を悟り、筆談を試みる。するとそこに、彼女の父・孝(三浦剛/49)が飛び込んできて、孝の姿を見るなり明日花の表情が曇り……という展開。

 うずくまっていた妊婦・美鈴の緊急出産と、自分を産んで亡くなった母に責任を感じている明日花と父との関係が描かれたが、X上では、《松本若菜さんの普段のズボラな姿とオペ中の真剣な表情のギャップがたまらない。緊迫感とスピーディーな展開に息つく暇もない。アシュラ先生の神業はただただすごくてスカッとする》など、松本を称賛する多くの声が見られた。