6月17日(現地時間16日)、MLB、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が本拠地・パドレス戦に“1番・投手”として先発出場。「二刀流」を復活させ、多数のファンを歓喜させた。
大谷選手が投手を務めるのはエンゼルス時代の23年8月23日(同24日)のレッズ戦以来、663日ぶり。ドジャース移籍後の初マウンドでもある。
1番バッターのフェルナンド・タティス・ジュニアを相手に、注目の第1球は、157キロの速球。スライダーを織り交ぜてフルカウントまで追いつめた。6投目、センターフライで打ち取れるかと思われたが、絶妙なところに落下し、ライト前ヒットを許す形に。
それでも大谷選手の剛速球や、キレのあるスライダーは健在。
《大谷が投げてるだけで震える 投げてる球はまじでエースだ》
《もう160超えた(※二番打者)で 初級は158だった 大谷 打ち取ってるけど飛んだ位置がアンラッキー》
《大谷ヒット打たれたけど158、9連発しててこいつほんまのバケモンやなと再認識》
といった、驚嘆する声が多く寄せられている。
一方で、同日朝には大谷選手の元通訳・水原一平受刑者(40)がペンシルベニア州の連邦刑務所「アレンウッド・ロー」に禁錮4年9か月で収監されたことが米スポーツ専門局『ESPN』の報道で明らかとなったばかりでもあるため、
《大谷の二刀流復帰と水原一平の収監が同じ日。ここまで光と闇が分かれる事ってあるんやな》
《大谷さん二刀流復活ドジャース発当番の日に水原一平が収監てドラマすぎる》
と、奇妙な縁を指摘する声も多く寄せられている。
水原氏は2017年から大谷選手の専属通訳を務めていた。公私ともに良きパートナーだったが、24年3月、違法賭博に関与している疑いから、開幕戦の直後にドジャースから解雇。水原氏は21年11月頃から、大谷選手の銀行口座から約1659万ドル(約26億円)を盗み、賭博の胴元側に不正送金したとする銀行詐欺罪などに関与していたなどと現地メディアに報じられた。
その後、水原氏は大谷選手の口座から多額の預金を詐取したことを認め、今年2月6日、カリフォルニア州連邦地裁で行なわれた判決公判にて、地検の求刑通り禁錮4年9か月が言い渡され、大谷への賠償金約1700万ドル(約26億円)の支払い命令も下っていた。