今期、芳根京子主演ドラマ『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)が好調だった。昭和11年を舞台に、芳根演じる恋愛経験がないヒロイン・江端なつ美と、本田響矢演じるウブな帝国海軍中尉・江端瀧昌が、交際ゼロ日婚から始まった新婚夫婦を演じ、ピュアな夫婦生活、胸キュンシーンの連続で視聴者のハートをつかみ、ドラマが進むにつれ、盛り上がりをみせた。

 特に、主演の芳根の表情豊かでキュートな演技が好評だった。4月期ドラマでは、芳根以外にも光る演技を見せた女優は少なくない。そこで今回は30~50代の女性100人に「今期ドラマベスト女優」について聞いてみた。(自社リサーチ)

 第10位(3.0%)は、『なんで私が神説教』(日本テレビ系)広瀬アリス

 広瀬は『なんで私が神説教』で主演、しぶしぶ教師になった元ニートで、したくもないのにズバッと説教をする国語教師・麗美静を演じた。徐々に生徒たちと向き合い、教師としての自覚を持ち始める姿を好演した。

「説教がとても似合っていた」(39歳/女性/パート・アルバイト)

「役に引き込まれた」(33歳/女性)

「毎回、爽快だった」(42歳/女性/会社員)

 第8位(4.0%)には、『キャスター』(TBS系)永野芽郁、『恋は闇』(日本テレビ系)岸井ゆきのが同率でランクイン。

 永野芽郁は、6月15日に最終回を迎えた阿部寛主演のTBS日曜劇場『キャスター』でヒロインを演じた。テレビ局の報道番組を舞台に、闇に葬られた真実を追求し悪を裁いていく社会派エンターテインメントで、永野は、阿部演じる手段を選ばない型破りなキャスター・進藤壮一に振り回されながらも奔走する総合演出担当のテレビ局員・崎久保華という役だった。

 永野は、ドラマスタート当初の4月、『週刊文春』(文藝春秋)で、田中圭との不倫疑惑、同ドラマで共演するキム・ムジュンとの二股疑惑が報じられたことが波紋を呼び、演技以外で注目されてしまった印象もある。

「ドラマがすごく面白かったし、いろいろあったけど彼女の演技は良かったと思う」(56歳/女性/主婦)

「やっぱり演技はうまい」(35歳/女性/会社員)

「何かと話題な人だった」(47歳/女性/会社員)

 岸井ゆきのは『恋は闇』で、志尊淳とダブル主演。志尊演じる連続殺人鬼と疑われている週刊誌のフリーライター・設楽浩暉と、取材を通して惹かれ合っていくテレビ局の情報番組ディレクター・筒井万琴役で、危険な恋愛ミステリーを好演した。

「シリアスな役をうまく演じていて引き込まれた」(35歳/女性/会社員)

「彼氏を信じたい思いと疑う気持ちという葛藤が伝わる演技だった」(55歳/女性/パート・アルバイト)

「演技がうまかったし、面白いドラマだった」(34歳/女性/パート・アルバイト)