■TOKIOの人数減、国分の穴埋め問題に加えて、視聴率&制作費問題も
『鉄腕DASH』は1995年、深夜番組としてスタート。当時のTOKIOは城島茂(54)、松岡昌宏(48)、国分、山口達也(53)、長瀬智也(46)の5人体制だった。
しかし、山口は不祥事で2018年5月に、長瀬は芸能界引退のため21年3月末に脱退し、『鉄腕DASH』からも降板。21年4月以降は、現在の3人体制で活動していた。
「『鉄腕DASH』はTOKIOメンバーの脱退や高齢化に伴い、SixTONESの森本慎太郎さん(27)などSTARTO社の若手タレントが多く出演するように。彼らの成長を、TOKIOが先輩として隣で見守るようなスタイルにシフトしていました。
そんな折、国分さんが降板することになってしまっては、もはや“TOKIOの番組”という感じではないですよね。
また、重大なコンプラ違反で降板した国分さんの代わりに誰かを呼ぶというのも、その“穴埋め感”が拭えないわけで……その意味でも、新しいタレントは出演しづらいですよね。日テレの福田社長も20日の会見で、STARTO社タレントの起用方針は変わるかと問われ、“今後検討する”と答えていました」(前出のワイドショー関係者)
国分の降板を受けて、
《国分太一が芸能界から消えるのなら長年続いてるテレビ番組鉄腕ダッシュもそろそろ終了してもいいんじゃないかな 残念だがもうダッシュの時代は終わったと思う》
《鉄腕DASHも他グループの子たちが出始めてからおもしろくない。でもってマンネリ化してるし。TOKIO自体、3人になってさらに2人になるならもうDASHも終わりにしたほうがいいんでないか?後輩出演させてムリに番組続けてる感じよね》
《鉄腕DASHももう畳む時が来てるのかな またメインが減ってTOKIOが2人じゃもう無理だよ 後輩グループが沢山出てる今の鉄腕DASHですら「コレジャナイ感」がするもん》
など、“無理に続けなくていいのでは”という声がSNSに多く寄せられている。
また、TOKIOの人数減、国分の穴埋めをどうするのかという問題に加えて、視聴率でも課題はあるようだ。
「『鉄腕DASH』の視聴率は決して低くないです。むしろ、“高い”と言える数字を維持できています。ただ、テレビ各局が重視する、高単価のCM獲得が狙える若年層の数字であるコア視聴率(13歳~49歳までの個人視聴率)は、同時間帯に放送されているフジテレビの『千鳥の鬼レンチャン』の方がいいんです」(制作会社関係者)
たとえば6月15日に放送された『鉄腕DASH』の視聴率は、世帯9.3%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人6.1%、コア3.7%。この日は今年で25年目となる恒例行事「DASH村~25年目の米作り~」が放送された。
一方の『鬼レンチャン』のコア視聴率は4.4%と、『鉄腕DASH』よりも高かったのだ。
「『鬼レンチャン』は子どもたちにも大人気ですからね。コア視聴率だけで見れば、完敗状態です。
さらに、前から言われていた“問題”として、『鉄腕DASH』の制作費の件があります。『鉄腕DASH』は2000年に『DASH村』が始動してから現在のようなロケ中心の番組になりましたが、当時はテレビ界に活気があり、予算が潤沢な時代でした。しかし、テレビ不況と言われる現在でもそのスタイルを継続。いまや通常の番組と比べて2倍以上の制作費がかかる、非常にコスパの悪い番組となってしまっているともっぱらです」(前同)