まだ6月だというのに猛暑日が続出し、早くも大量の汗に悩まされている人も多いのではないだろうか。こうなると気になるのが体臭問題。昨今はスメハラ(スメルハラスメント)などという言葉も飛び交い、社会全体が臭いに対して敏感になっている傾向がある。中でも問題視されがちなのが、加齢臭を漂わせるおじさんたちだ。

「加齢臭は40代くらいから徐々に出始め、60代でピークに達すると言われています。たとえばシャワーだけで済ませるのではなく、湯船に入って毛穴をしっかり開いて汚れを取る。あるいは生活習慣や食生活を見直す。そのように、できる限りの対策は取るに越したことはないでしょう。それと同時におすすめしたいのが、香水を適切に使うということです」

 こう語るのは、フレグランスアドバイザーのMAHO氏。なんでもコロナ以降、香りに対する意識の高まりを受け、メンズの香水市場は拡大の一途をたどっているのだという。なお、本記事における香水とは「オードトワレ」や「オーデコロン」も含むこととする。

「まず押さえておいてほしいのは、香水の“正しいつけ方”です。とにかく使いすぎはNG。“香水臭い”と敬遠されてしまいます。それから、つける場所も重要ですね。よく海外のドラマや映画を観ると、胸元とか首筋につけていることがあるじゃないですか。でも男性の胸や首って、女性にとっては鼻の近くに位置するので、どうしてもキツく感じてしまうんですよ」(MAHO氏=以下同)