日増しに気温が上がり、汗ベットリで不快なこの季節。ツルツルの喉越しの良さに、ついつい手が伸びるのが「冷やし麺」だ。

 管理栄養士の望月理恵子氏は、冷やし麺に含まれる成分と健康効果に注目する。

「冷やしたでんぷんはレジスタントスターチに変化し、血糖値の上昇を抑え、腸の善玉菌を増やす働きがあります。肥満予防にはピッタリです」

 大手コンビニチェーンの店頭にも、次々と個性的な商品が登場。そこで今回は、そんな〝冷やし麺祭り〟の中から、本誌オススメの商品を紹介しよう。

 まずは、ファミリーマートの①『定番!特製醤油だれ 6種具材の冷し中華』(578円・税込=以下同)を食したい。王道のおいしさにグッと食欲が進む。

「タレに含まれる酢酸による疲労回復効果が期待できます。冷やし中華は、チャーシューやキュウリ、錦糸たまごなど、トッピングが多い。そば、うどんなど、単品の冷やし麺より、一般的に栄養バランスが偏りにくいです」(前出の望月氏)

ファミリーマート『定番!特製醤油だれ 6種具材の冷し中華』(撮影/編集部)

 同様に、アッサリうまい、セブンイレブンの『冷し煮干し醤油ラーメン』(583円)。ひんやり食感に元祖B級グルメライターの田沢竜次氏も好感触だという。

「サッパリと食べやすい、しょうゆラーメンで、飲み会後の軽いシメに食べるのに最適。アツアツを店で食べるより、胃腸にも優しいはずです!」