■ガッツリ派に応えた冷やし麺もそろっている!
続くは、ガツンとうまいまぜ麺。ファミマの『頑者監修 冷し魚介豚骨まぜそば』(598円)は、ボリューム満点だ。
「コシの強い太麺と、上質な魚介豚骨のタレがウマい。〝昼の公園で即席の冷し麺を食べる〟こんな働く男の昼食シーンもアリかなと思わせてしまう。ひんやりとガッツリを併せ持った、まぜ麺ですね」(前同)
ローソンの②『立川マシマシ監修 すごい冷やし中華』(697円)は、従来の冷やし中華像を良い意味で裏切る。マヨネーズで和えたオニオンソース、甘辛い豚肉、キュウリ、ガリと、酸味、甘味としょうゆのハーモニーが口内に広がる。
「ゴワゴワの太麺と、つけ麺に近いタレが特徴的。少し手間をかけてカニかまを入れたり、レタスをちぎってラーメンサラダにしてもおいしい。冷やし中華としては型破りですが、酒の肴や晩ごはんにオススメですね」(同)

なお、田沢氏のイチオシ冷やし麺は、セブンの③『冷しブタまぜ麺』(680円)。
「そのまんまの名前と無骨な見た目ですが、これはおいしい。強烈なニンニクはハマる味ですし、マヨネーズが入っているのもクセになって気に入りました。ジャンクな味は、ビールや焼酎のお供にいいですね」

最後に望月氏は、冷やし麺と一緒に食べたい、コンビニで買える「もう一品」を紹介する。
「夏バテ解消に効果的な、イミダゾールジペプチドを含むサラダチキン、ツナ缶などをトッピング、あるいは別皿で食べてもいいでしょう。また、塩分排泄効果があるカリウムを含む、スティック野菜や納豆もオススメですね」
今年の猛暑も、コンビニ冷やし麺で乗り越えよう!
田沢竜次
編集プロダクション勤務などを経て1983年からフリー。85年『月刊angle』連載を基に『東京グルメ通信・B級グルメの逆襲』(主婦と生活社)を書き下ろし、また文春文庫の「B級グルメ」シリーズでも活躍。B級グルメライターとして取材・執筆を手掛ける。著書に「B級グルメ大当りガイド」「ニッポン映画戦後50年」など。
望月理恵子
管理栄養士、健康検定協会理事長。「根拠のある情報から、栄養・健康をサポートする」ことを目的に、健康効果のある食事の提案、レシピ開発を行う株式会社Luceを運営。プライベートジムRIZAP立ち上げ時の栄養監修や服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック栄養顧問など幅広い活動を行っている。