綾瀬はるか(40)主演の土曜ドラマ『ひとりでしにたい』(NHK総合)の第1話が6月21日に放送され、アラフォーのリアルな現実を描いて話題になっている。
同ドラマは、カレー沢薫氏の同名コミック(講談社)が原作。39歳で独身の主人公・山口鳴海(綾瀬)が、時に世間の常識に傷つき、時に誰かと比べてしまい落ち込みながら、“よりよく死ぬためによりよく生きる方法”を、はいつくばって模索する物語。コミカルな綾瀬の演技が印象的だが、画期的な作品になりそうだ。
第1話は、美術館学芸員・鳴海は、最近購入したマンションで愛猫・魯山人とともに悠々自適なひとり暮らし。男性アイドル・真田道隆(吉澤要人/21)の推し活にいそしんでいた。しかし、独身の伯母・光子(山口紗弥加/45)が、浴槽内で孤独死していたことをきっかけに焦って婚活を始めるが、年齢の壁によってあえなく撃沈してしまう。
落ち込む鳴海に同僚の那須田(佐野勇斗/27)は、“結婚すれば安心”は昭和の発想だと言い捨てたうえ、鳴海のスペックで無料婚活アプリに登録しても30代の男は20代を求め、40代の男も平気で20代を狙うため、需要がないどころか、裸で戦場に行くようなものだと断言。そこで鳴海は、婚活から180度方針転換し、終活について考え始めるが……という展開。
X上では、《コメディ演出の数々のおかげでなんとか直視できるくらい自分の身に起こりそうなリアルな未来でドキドキした》《アラフォーの婚活とかエグい核心つきすぎてて綾瀬はるかさんの可愛らしさがなかったらガチホラードラマだったけど、めちゃくちゃおもしろいから全部観たい》など、リアルすぎる描写とコミカルな綾瀬の演技への反響が大きかった。