横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第25回「灰の雨降る日本橋」が、6月29日に放送される。22日放送の第24回「げにつれなきは日本橋」は、地本問屋「丸屋」の女将・てい役の橋本愛(29)が、素晴らしい演技を見せた。

 同ドラマは、町民文化が花開いた江戸時代中期を舞台に、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる、“蔦重”こと蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の波乱万丈の生涯を描く物語。花魁の瀬川(小芝風花/28)、誰袖(福原遥/26)に続くヒロイン、ていにも注目が集まっている。

 第24回は、蔦重の「耕書堂」を日本橋に進出させるため、吉原の親父衆は、吉原に借金がある茶問屋「亀屋」に、経営難で売りに出された「丸屋」を買い取らせ、「亀屋」から借りる形での開業を試みるが、ていに見破られてしまう。蔦重はていのことを知るため、重政(橋本淳/38)に話を聞き、彼女が漢籍を学んでいるという寺に向かう。

 そこでは、ていが手習い本を寺の和尚に寄贈していた。本を屑にせず、子どもたちに読んでもらえば、その一生が豊かで喜びに満ちたものになるというていの言葉に、蔦重は源内(安田顕/51)の「書を以て世を耕すんだ」という言葉を思い出す。一方、誰袖は、松前道廣(えなりかずき/40)から琥珀の直取引のことを追及され……という展開。