■『ダウンタウンDX』は“NG”的存在か
ダウンタウンの過去映像が使用されることもなく、過去のコンビのエピソードもイラストでの再現となった。また、浜田の出演もない最終回に、
《ダウンタウンDX、松ちゃんどころか浜ちゃんまで不在なのか…》
《ダウンタウンのでーへんダウンタウンDXの最終回って何?(笑)》
《32年間ダウンタウンが積み上げて来た番組の最後がこれかよ 過去映像すら使わずイラストのみとか読売との確執が浮き彫りになっただけやん》
といった声がXに殺到した。
「あの放送を見れば一目瞭然ですよね。ダウンタウンと『ダウンタウンDX』の制作サイド及び読売テレビの関係が険悪になっていたことが浮き彫りになったと言えそうです。2人とも読売テレビ、そして番組制作サイドに不満を抱いていると関係者の間では言われていましたからね。
還暦を迎えた浜田さんはそう遠くない将来の引退も見据え、近年は後輩や若手の育成に尽力したいという思いが強いといいます。『ダウンタウンDX』の制作サイドにも“若手が活躍できる構成や演出にしてほしい”と要請していたそうですが、今までと構成はそう変わることはなく、その点に思うところがあったようです。
そして、松本さんと読売テレビにも“確執”があったと関係者の間では話されてきました」(前出の民放キー局関係者)
24年1月8日、松本は自身の女性問題を報じた『週刊文春』(文藝春秋)との裁判に注力するために芸能活動を休止。同年夏には松本の担当弁護士が『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)の内容に抗議したことが物議を醸した。
24年7月11日発売の『週刊文春』は、松本の代理人である田代政弘弁護士が探偵を雇って告発者であるA子さんを尾行したり、証人として出廷するのを止めさせようと水面下で交渉していたなどと報道。田代弁護士は事実に反するとして反論。さらに田代弁護士が所属する「八重洲総合法律事務所」は翌12日、文春の報道を取り上げた『ミヤネ屋』に対して抗議を申し入れたと公式サイトで発表した。
「松本さんが読売テレビの姿勢に疑問を抱いているとも言われましたし、復帰が叶わないなかで読売テレビが『ダウンタウンDX』終了を決めたことに浜田さんが不満を抱いているのでは、ともささやかれました。
ダウンタウンの2人と番組、読売テレビの間に大きな溝ができてしまった結果、あんな異例の最終回になってしまったと見られています。そのため、『ダウンタウンチャンネル(仮)』でも『ダウンタウンDX』の関与はないと言われていますね」(前同)
松本と文春の裁判は24年11月に“双方合意”のもと、松本側が訴えを取り下げて決着。同年12月末にヤフーニュースで配信された独占インタビューに応じた松本は『ダウンタウンチャンネル(仮)』の構想を明らかにしてファンを歓喜させた。
「インタビューから半年が経過しましたが、いまだ『ダウンタウンチャンネル(仮)』は始動せず。ただ、準備が進んでいるのは間違いなく、今は松本さんが中心になってコンテンツ作りに注力しているといいます。
松本さんは活動休止中、自宅にこもっていただけではなく、海外を訪れることもあったそうです。海外の地で新たなアイデアや番組の構想を練ることもあったようで、『ダウンタウンチャンネル(仮)』では今まで通りのダウンタウンだけではなく、新たなダウンタウンも見られるかもしれませんね」(同)
『ダウンタウンチャンネル(仮)』はテレビ界とお笑い界に新たな風を吹き入れる大注目のメディアになっていきそうだ。