■芳根が一貫して守っていた“衣装”のこだわり

『めおと日和』は新婚夫婦の“うぶキュン”を丁寧に描き、それによって、あらためて平和の尊さ、戦争の辛さが実感できる作品としても注目を集めた。27日時点で見逃し配信・TVerのお気に入り登録者数は春ドラマ2位の115万人を記録している。

「主演の芳根さんが注目されましたが、お相手役の本田さん、劇中の小道具なども、大変に話題になりましたよね」(女性誌編集者)

 瀧昌役の本田は同作が初のGP帯初レギュラー。『めおと日和』での活躍ぶりから多くのメディアで「人気急上昇中のイケメン俳優」として取り上げられ、6月27日発表の『2025年 上半期ブレイク俳優ランキング(男性編)』(『オリコン』調べ)では3位に輝いた。

 また、第7話(5日)で瀧昌がなつ美に結婚指輪「ギメルリング」を贈るシーンが放送された結果、同製品の提供・販売元であるジュエリーショップ「Somm Jewelry」に注文が殺到。発売を再開しては売り切れ、再開しては売り切れ、という状況が27日現在も続いている。

 そんな『めおと日和』には、

《芳根京子さんさえいれば清楚な女性役は充分だよなと思わせてくれるドラマ》
《芳根京子ちゃんほんとに和服が似合う》

 など、主演の芳根を絶賛する声が多いが――ドラマ制作会社関係者は「芳根さんがこれまで一貫してきた“自己プロデュース”が、『めおと日和』の成功につながったところはありそうです」と言い、こう続ける。

「芳根さんは、水着はもちろん短パン姿でさえ、映像作品でめったに見せないですよね。それは、いわゆる“肌面積”が多いと感じる衣装を“NG”にしているからだといいます。通常、女優さんならOKが出そうな短パンの衣装を芳根さんに提案したら“×”が出たとスタイリストも話していましたね。

 結果的なところもありそうですが、そうして清純派としてのイメージを積み重ねた末に、彼女の持ち味を最大限に生かせる『めおと日和』の主演が舞い込んできたということなんでしょうね」