TBS系の金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』(毎週よる10時)が、7月4日にスタートする。ドラマの出来不出来は、中村倫也(38)とともにダブル主演するKing & Prince高橋海人(26)にかかっていると言えそうだ。

 同ドラマは、木崎ちあき氏の同名小説(角川文庫)が原作。犯人の更生を願う真っ直ぐな新人麻薬取締官・才木優人(高橋)と、型破りで不真面目な才木の教育係・陣内鉄平(中村)がバディを組み、謎に包まれた新型ドラッグ「DOPE」によって巻き起こる、不可解な事件の解決に挑む、麻取アクション・エンターテインメント。

 才木が未来予知、陣内が超視力など、主要人物が異能力を持っていて、アクションとCGがふんだんで捜査ものとくれば、戸田恵梨香(36)と加瀬亮(50)がダブル主演した、同局の『SPEC』を彷彿とさせる。X上でも、《SPECはぶっ飛んだ設定なのにリアルで切なくて…DOPEも似た世界観ぽくてわくわく》などと、類似点を指摘する声が多い。

 スペシャルドラマが放送されたり映画化されるなど、『SPEC』シリーズは人気作だっただけに、同じ金曜ドラマ枠で共通点が多いとなると、今回の『DOPE』にも期待が高まる。

 スタッフは、脚本が『チーム・バチスタ』シリーズ(フジテレビ系)などの田中眞一氏、プロデューサーは多くの映画賞を受賞した『ケイコ 目を澄ませて』の長谷川晴彦氏などと、ベテラン揃い。キャストも、中村倫也はコメディからシリアスまで演技の幅が広いので、今回の常識はずれなキャラの陣内鉄平役も無難にこなせるはずだ。