■長嶋茂雄さんから直筆のお手紙が!
野球界ではイチローや松井秀喜くんといった名選手が生まれましたが、長嶋さんのような「スター」はいないでしょう。
大谷翔平選手は申し分ない成績だし、唯一無二の二刀流だけど、もうちょっと語録や逸話が欲しいところ。
長嶋さんといえば「わが巨人軍は永久に不滅です」や「メークドラマ」といった名言もあれば、「失敗は成功のマザー」や「魚へんにブルー」といった“迷言”も残していますからね。
長嶋さんのエピソードで強烈だったのが、選手たちに全裸でのバッティング練習を奨めていたこと。おそらく“チンポジ”まで指導していたんでしょうね。中畑清さんはスッポンポンで現れた監督に驚いたそうよ。
バットを振ったとき、“下のバット”が太ももに「バチーン」ではなく、「プシュッ」と当たると、いいんですって。
長嶋さん自身も現役時代は素っ裸で素振りをしていた、と当時の同僚が証言しています。股間の音で好不調を見極めていたんでしょうね。最後の愛弟子の松井くんも全裸で振っていたと思います。大きな音を出していたんじゃないかな(笑)。
一度しかお会いしていませんが、厚かましいお願いとは思いつつ、長嶋さんを私の結婚式に招待させていただいたこともあります。
数日後、スケジュールの都合で来場できない旨を書いたお手紙が届いたんですが、長嶋さんの直筆だったのよ。丁寧な対応に驚きました。
もう一度、長嶋さんにお会いしたかったなぁ。
山田邦子(やまだ・くにこ)
1980年、芸能活動開始。81年、デビュー曲「邦子のかわい子ぶりっ子バスガイド編」で有線大賞新人賞受賞。『オレたちひょうきん族』『やまだかつてないテレビ』などで人気になり、多数の冠番組を持つ。2024年10月「日本喜劇人協会 11代新会長」に就任。