■パワハラを番組内で謝罪も迂闊すぎる姿を晒す
4月9日、フジテレビが公式サイトに《『Live News イット!』青井実キャスターに関するご報告》と題した文書を掲載。《青井キャスターの言動について社内からコンプライアンス推進室に報告があり、2025年2月より弁護士を交え、社内で慎重かつ適切に調査を進めてまいりました》と報告した。
青井は、番組リハーサル中にフリップ演出が上手くいかなかったことに対して強い口調でスタッフを叱責したり、速報ニュースの対応を巡って自身がつけていたピンマイクをキャスター台の上にある箱に放り投げたりしたという。
青井は同日の『イット!』に通常通り出演していたものの、18時過ぎに番組内で「青井実キャスター『不適切な言動』」という見出しでこの問題が取り上げられ、青井の《不適切な言動と認定される事案》の詳細が伝えられた。
青井は「私自身の言動について深く反省しており、申し訳なかったと思っています。本当に自分の未熟さが出てしまったと痛感しています」と謝罪し、「チームのみんなの思いを受け止めて、受け取って、これからもニュースをお伝えしていきたいと思います。このたびは本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
「24年4月のMC就任時から青井さんの評判はよくありませんでしたが、パワハラ問題が噴出してさらなる批判を呼ぶことになってしまいましたね」(前出の制作会社関係者)
『イット!』は24年4月にリニューアルを敢行し、同年2月にNHKを退局した青井がMCに就任した。
その青井はNHKアナウンサー時代に上司の許可を得ずに親族企業から役員報酬を得ていたとして、兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意処分を受けていたことが明らかに。注意処分を受け、すぐに報酬は全額返却して役員からも退任したというが、そんな彼が『イット!』のMCに就任すると発表された際には《いい番組だと思っていましたがこのままでは イットは見ません》と厳しい声が寄せられた。さらに、
「つい先日の番組内でも迂闊な言動があり、視聴者から批判的な声が上がりました」(前同)
6月24日の『イット!』では、ギリシャのヒオス島で発生した大規模な山火事のニュースを取り上げた。番組では消火活動に励む消防士の姿、批判する住民への取材VTRなどを紹介したが、VTRからスタジオに映像が切り替わった瞬間、青井が前のめりになり、腹を抱えて笑う姿が映し出されたのだ。それに視聴者からは、
《こんな悲惨なニュースの途中で笑い話する現場環境》
《通常でも不快感しかない きつすぎる》
といった厳しい意見が寄せられた。