フジテレビは7月6日、元タレントの中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した一連の問題を検証する番組『検証 フジテレビ問題~反省と再生・改革~』を放送したが、番組内での大多亮元専務(66)の過去の発言には特に厳しい意見が寄せられることとなった。
検証番組は、中居氏と元アナウンサーのAさんのトラブルに対応した佐々木恭子アナウンサー(52)、港浩一元社長(73)、大多氏のインタビューを交えながらCMなしで1時間45分にわたって放送された。
フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会の調査報告書では《性別、年齢、容姿などに着目した取引先との会合に問題がある》と指摘されており、港氏の飲み会に加えて過去、大多氏主催で行なわれていたという会合に参加した女性アナウンサーも検証番組の取材に顔を隠し、音声を加工した状態で証言をした。
女性アナは「仕事がなければ拒めないですし、会合が先に予定として入った場合、仕事のスケジュール上に入れるようにと」指示があったと明かした。また、大多氏が常々口にしていた“言葉”が忘れられないとも告白。「“女性アナウンサーは上質なキャバ嬢だ。ホステスで売れるアナウンサーがいいアナウンサーだ”というのをいつもおっしゃっていました」とその言葉を挙げた。
この発言の真意について大多氏は「言葉の選び方が悪いということですね。私の……はい。なんかそこだけ取り上げて、えー……うーん……」と言いよどみ、「言葉の選び方が悪いということです。そんなふうに本当に思ってないですし」と釈明した。
「いつもおっしゃっていた」という女性アナの証言については「記憶にない」と食い気味に答え、「ないですけど、記憶されている方のほうが絶対記憶されていると思うので、否定は全くしないです」と続けた。
大多氏の発言に対しては、
《女子アナは上質なキャバ嬢だってよ。気持ち悪っ》
《気持ち悪い言葉遣いだ》
《フジテレビって、本当に気持ち悪い会社だってよくわかった》
と嫌悪感を示す声がXには多数寄せられている。
「検証番組放送後もフジテレビには冷ややかな目が向けられていますが、特に大多氏への批判は凄まじいものがあります。“女性アナウンサーは上質なキャバ嬢”という彼の発言は、1980~2000年頃までのイケイケだったフジテレビの社風を体現するような言葉とも受け取れますしね」(ワイドショー関係者)