■4時間冷たさが持続する『熱さまシートストロング』
次に、夏対策に重宝する“冷えピタシート”も強力なものを使えばより効果的。
「特に小林製薬の『熱さまシートストロング』(593円税込・編集部調べ)が優秀です。冷凍庫でも凍りませんし、持続時間は4時間と長い。首の後ろに貼れば、スーツでも目立ちません」(前出の災害危機管理アドバイザーの和田氏)
なお、体を冷やすには、グッズを体に当てる場所にもコツがあるという。
「血液の通り道を冷やします。首筋、脇、そけい部に冷えた缶コーヒーを当てるだけでも効果的です」(前同)
また、その日の気温や気候に関する情報をしっかり把握しておくことも重要だ。
「前日や朝のテレビで、その日の気温や暑さのピークの時間帯は分かるもの。事前に調べたうえで、その時間を避けるよう予定を組みましょう」(同)
最後に、和田氏は電気を使わない暑さ対策グッズの重要性を指摘する。
「昨年の熱中症死亡者数は、全国で2000人超と過去最高を記録。災害で冷房のない避難所に移動したり、自宅でエアコンの故障があれば、危険性は高まります。万が一の事態に備え、暑さ対策グッズは家にいくつかあると安心ですよ」
お手軽グッズと裏ワザで、猛暑を涼しく乗り切りたい。
和田隆昌
災害危機管理アドバイザー。感染症で生死をさまよった経験から「防災士」資格を取り、自治体や企業の災害対策コンテンツの作成にたずさわる。専門誌編集長を歴任した経験からアウトドア、サバイバル術にもくわしい。TVなどマスコミ出演多数。著書に「生活防災(2023年)」(ワニブックスプラス)などがある。