2023年、ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題が大騒動になってから約2年――。当時は、テレビ各局でも旧ジャニーズタレントの新規起用が停止となる状態になったが、STARTO ENTERTAINMENTの新体制に移行し、徐々に状況は回復。そして現在は、かつての勢いを完全に取り戻しつつある。

 そんなSTARTO社グループのテレビ出演を巡って、芸能プロ関係者はこう言う。

「旧ジャニーズ事務所時代から人気があった9人組グループのSnow Manと、STARTO社の新体制に移行し、メンバー増を経て急激に勢いを伸ばしている8人組のtimelesz。この2グループにテレビ各局が熱い視線を送っています。彼らはファンが多く、圧倒的な経済効果を誇る国民的グループと言える存在になりつつありますからね」

 Snow Manは7月10日に発表された『オリコン上半期ランキング2025』の「アーティスト別セールス部門」トータルランキングで、史上初となる通算4度目の上半期1位を獲得。

「アーティスト別セールス」とは、シングル、アルバム、ミュージックDVD・ブルーレイ、デジタルシングル、デジタルアルバム、ストリーミングの総売り上げ額のことで、Snow Manは集計期間(24年12月9日~25年6月8日)内に85億2000万円を売り上げた。

「Snow Manは2020年1月にデビューし、その後も人気を伸ばし続けて、テレビでも大活躍。グループの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系/金曜夜8時~)は、特番時代から数えて今年で5周年になりますよね」(前同) 

『それスノ』は拡大SPが多く、先輩である二宮和也(42)による人気番組『ニノさん』(日本テレビ系/夜7時~)と裏被りしがちだが、テレビ各局で重視されているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は、『ニノさん』を抑えて同時間帯トップの数字を維持しているという。

 また、7月27日から、配信サービス・ディズニープラスにて、9人で沖縄から北海道までを旅するトラベルドキュメンタリー『旅するSnow Man-Traveling with Snow Man-』が配信されるが、同番組は同日に日本テレビ(関東ローカル)でも順次放送予定。見逃し配信・TVerでも視聴可能のため、全国のファンからも大注目されている。