■TBSはSnow Manだけでなくtimeleszも確保へ

 当初、『タイムレスマン』は日曜深夜1時25分からの番組だったが、7月9日(8日深夜)からは、火曜深夜0時15分へと枠移動をした。

「深夜枠に変わりはありませんが、少しだけ早い時間帯に“昇格”したと言えますよね。『タイムレスマン』はTVer、そしてフジテレビの配信サービスであるFODでの見逃し配信も回っていて、特に第5回(5月18日放送)は、1週間で159万再生(TVer・FODの合計値)を記録。深夜番組では異例の数字です。

 ちなみにその回の内容は、スタッフからの苦情をまとめた“極秘ファイル”を使って、番組初の“反省会”を行なう、というものでした」(前出の芸能プロ関係者)

 6月17日夜10時には、GP帯での初冠特番『timeleszの時間ですよ』(TBS系)が放送された。公式サイトにある《記念すべき第一回》というフレーズから、続編に期待する声も多い。同番組ゲストの嵐・櫻井翔(43)は、timeleszの躍進ぶりに「この時間帯でもう冠番組やるなんて末恐ろしい(笑)」と、コメントしていた。

「TBSは、『それスノ』や『ラヴィット!』などで局を挙げてSnow Manを猛プッシュしていますが、今後はtimeleszも推していくのかも、と言われていますね。

 TBSの番組では、メンバーの寺西さんが、阿部寛さん(60)主演の4月期の日曜劇場『キャスター』(夜9時~)の最終回(6月15日)に出演したことも注目されましたね」(前同)

 寺西が『キャスター』の最終回で演じたのは、闇組織のボスに連絡する謎の男。同作は続編への布石らしき描写が多く、寺西演じる謎の男の再登場に期待する声も多い。

 また、同じく“俳優部”の原は、4月期クールに放送された間宮祥太朗(32)主演の同局金曜ドラマ『イグナイト -法の無法者-』(夜10時~)の第4話にゲスト出演し、会社再建を目指す若社長を熱演。視聴者からは《もらい泣きした》《泣けた》といった声が多く寄せられた。

 さらに“一般組”も負けてはいない。なかでも特に猪俣が天然キャラやビジュアルの良さから人気が高く、早くもバラエティ番組の仕事が増えている。

 猪俣はKis-My-Ft2二階堂高嗣(34)の4月放送の深夜番組『ニカゲーム』(テレビ朝日系・全4回)にレギュラー出演。さらに、お笑いコンビ・バッテリィズのエース(30)との特番『エース・周杜のちゃんとやれるかな?』(日曜昼2時~)が5月16日に放送されたことで、新メンバーでは真っ先に地上波冠番組も経験した。

 そして橋本と篠塚は、2人とも4月25日深夜番組『真夜中の社内恋愛』(日本テレビ系)にてドラマ初出演・初主演。「橋本、篠塚がIT企業の後輩として働いていたら?」というシチュエーションの“妄想ドラマ”での起用であり、本人役だった。

 前出の芸能プロ関係者はこう言う。

「Snow Manとtimeleszのメンバーが出演するとなれば、熱心なファンがこぞって番組を見るんですよね。timeleszの冠番組『タイムレスマン』で分かるように、深夜帯でも見逃し配信で数字を稼ぐことができる。

 2年前、ジャニー氏騒動が勃発した当時を考えると、現在の状況は想像できないですよね。ジャニー氏の所業はとんでもないことですが、タレントたちに罪はなく、また、一時は旧ジャニーズと距離を置いていたテレビ各局も結局は“数字”が欲しい。そこで、圧倒的多数のファンを持つ彼らに頼ることになるんですよね。

 多くのSTARTO社グループが活躍している現状ですが、テレビ各局では現状、“Snow Manとtimeleszを確保せよ”、となっていると。多くの大型特番がある10月以降も、2グループのメンバーの争奪戦が繰り広げられることになるのでしょう」(同)

 圧倒的なCDの売上に、地上波テレビでの無双活躍ぶり。当面、STARTO社の今後はSnow Manとtimeleszが担うことになるのかもしれない。