■あくまでも“藤島ジュリー景子氏が見てきたリアル”
今回の『女性セブンプラス』の記事では、《退所を話し合っていたのは3人だけで、永瀬さんと高橋さんは直前まで何も事態を把握していなかった》と、単行本『ラストインタビュー』の内容が一部紹介されている。これが脱退発表時の事務所の声明文にある《昨年よりメンバー5人で、また、時にはスタッフも入りながら~》という記述と“食い違っている”と憤る声もあり、それがファンの憤りに拍車をかけているところもあるようだ。
「脱退の経緯については、当時、永瀬さんがラジオで直接ファンに説明しています。それと照らし合わせると矛盾はないため、SNSでは“グループの今後の話し合い”と“脱退の話し合い”を混同している、と諫める声もありますね。
多くの方面で荒れているジュリー氏の告白本『ラストインタビュー』ですが、総じて言えることは、同著はあくまでも“ジュリー氏の目線での真実”ということですよね」(前出の芸能プロ関係者)
前述のように『ラストインタビュー』は、早見氏がジュリー氏へインタビューを行ない。それを書籍化したもの。証言はジュリー氏の主観によるものであり、多くの人物による、複数の目線での証言が書かれている取材本ではない。
「もちろん、ジュリー氏が嘘をついている、ということではありません。ジュリー氏が見てきたリアルが記されているのでしょうが、しかし、結局のところキンプリが分裂した際の細かい経緯や心境はメンバーしか知り得ない話でしょう。
彼らが後年になって話すならともかく、双方が頑張っているこの状況でジュリー氏に語られてしまっては、ファンにとってそれは“暴露”のように映ってしまい、ファンたちが憤るのも至極当然なのではないでしょうか」(前同)
キンプリは7月10日から、2人体制になって初のドームツアー『Re:ERA』(3都市8公演)を開催中。Number_iも、今秋にライブツアーを行なうと発表されている。そんな明るい話題が続いていただけに、ファンの心境は複雑だろう――。