■イモトアヤコら主力級の活躍が難しくなっている

 現在の『イッテQ』では、宮川大輔(52)の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」シリーズ、みやぞん(40)の「世界の果てまでイッタっきり」シリーズ、出川による「はじめてのおつかい」ほか多くのコーナー、そして中岡の「Qtube」が、主力コンテンツとして展開されている。

 次いで、いとうあさこ(55)による「ミステリーツアー」、ガンバレルーヤの「ど根性シリーズ」、女芸人軍団による「温泉同好会」シリーズが人気を博している。

「各シリーズが盛り上がっている一方で、以前は番組のエース格だったイモトアヤコさん(39)は、以前と比べるとスタジオ出演のみの回が増えました。現在も“珍獣ハンター”として活躍しているし、3月9日放送回では7年ぶりの海外登山としてスイス・アルプス山脈にも登りましたが、同回を最後に海外ロケ企画は放送されていません。

 イモトさんには息子の“Q太郎くん”がいますが、まだ3歳(21年12月生)。子育てが大変な時期ですから、長期ロケはなかなか難しいのでしょうね……」(前出の制作会社関係者)

 また、以前はデヴィ・スカルノ夫人(85)が出川や河北麻友子(33)ほか“出川ガールズ”と各国を巡る「諸国漫遊記」や「女子会」が人気を博していたが、今年に入ってから、デヴィ夫人の『イッテQ』出演が危ぶまれる話が続いてしまった。

「1つは、2月12日、デヴィ夫人が夏の参院選への候補擁立を目指し、政治団体『12(ワンニャン)平和党』を立ち上げたこと。明確に政治活動をしているタレントを、バラエティ番組に出すわけにはいかないですからね。最終的には国籍問題などから出馬を断念し、4月25日に同党は解散となりましたが、別件でもトラブルがありましたよね……」(前同)

 4月16日、デヴィ夫人は、今年2月、自身の事務所の女性従業員にグラスなどを投げつけた暴行の疑いで警視庁に書類送検されたことが明らかになった。警視庁の調べに対し、デヴィ夫人は「グラスなどは投げつけておりません」と容疑を否認しているが、これも参院選を断念した理由の1つとも見られている。

「参院選に出馬する予定で政党を立ち上げた時点で『イッテQ』への出演継続は“不可能”と言われていたわけですが、暴行容疑で書類送検されるというトラブルも重なった。そのため、番組制作サイドとしては、少なくともしばらくはデヴィ夫人は使えないと見られていますね」(同)