■“後輩”Snow Manは配信ライブが2年連続で大成功
旧ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響で、23年の『紅白』に旧ジャニーズのグループは1組も選出されず、24年も同様だった。
「NHKは23年9月より旧ジャニーズタレントの新規の出演依頼をストップしましたが、24年10月に解禁。それでも『紅白』への出場はゼロでしたからね。NHKサイドはSnow Manに“出て欲しい”と打診したが、Snow Manは話し合いを行なった末、9人の総意で断わったと言われていますよね。
それに怪我の功名というか、『紅白』出場がなかった代わりに成功例もできた。Snow Manの大晦日の配信ライブは大盛り上がりでしたからね」(前出の芸能プロ関係者)
23年の大晦日、Snow Manは『紅白』の裏でYouTubeライブでの生配信「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~」を実施。最大同時接続数は133万に達し、日本記録を更新した。24年大晦日の「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!2024-2025~」も最大同時接続数126万人を突破した。
「『紅白』に出場したところで披露できるのは1~2曲程度。一方で配信なら自分たちが考えたセットリストと演出で、今の姿とパフォーマンスを長時間見てもらえます。ファンのことを考えたら、配信ライブのほうが満足してもらえ、絶対にいいですよね。後輩のSnow Manは、2年連続でそれを成功させていると。
“とにかくファンのため”と考える嵐ですからね。Snow Manの成功例を手本に『紅白』ではなく配信ライブを選択するのではないか、と言われているということです」(前同)
7月18日に発売された、嵐の元プロデューサーである藤島ジュリー景子氏が語る書籍『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(早見和真氏著、新潮社)の中にも、嵐がファンクラブ会員のために礼儀を尽くすのは彼ららしい、とジュリー氏がラストライブを行なうことを決めた5人を評する箇所がある。
ファンファーストを徹底する嵐の5人。今年の大晦日は、『紅白』ではなく、再稼働を待ってくれていたファンのための配信ライブが待っているのだろうか――。