■弟・幸四郎厩舎の期待の新馬に騎乗
7月20日の函館競馬最終日、メインレースのGⅢ函館2歳Sを終えた時点で、何人かのジョッキーが勝ち星で並び、最終12Rで決着がつくというのが理想的な展開です。
これを書いている時点では結果は神のみぞ知るですが、できれば皆さんに函館競馬場に足を運んでいただき、その目でリーディング争いを見届けて欲しいです。
その日、僕は5R2歳新馬に登録している弟・武幸四郎厩舎のハムタンに騎乗する予定です。
父エピファネイア、母カレンブーケドール。どんな走りを見せてくれるのか、楽しみしかありません。
夏競馬も後半戦に突入する7月最終週は、新潟、中京、札幌に開催が移ります。
7月27日、デビューから5連勝を飾り、注目を集めたヤマニンウルスをパートナーに、中京ダート1400メートルのGⅢ東海Sに参戦します。
この日の中京は、暑熱対策として、午前中の5レース終了後、時間を空けて、6Rのスタートが15時。メインの7R東海Sの発走は15時35分。最終12Rは18時15分発走予定です。
武豊(たけ・ゆたか)
1969年3月15日、京都府京都市生まれ。1987年3月1日にJRA騎手デビュー。翌1988年、スーパークリークで菊花賞を制しGⅠ初勝利。以後、オグリキャップ・サイレンススズカ・スペシャルウィーク・ディープインパクト・キズナ・キタサンブラック・ドウデュースなど歴代名馬の手綱を取り、国内外GⅠ通算100勝超を達成した“レジェンドジョッキー”である。2018年9月には史上初のJRA通算4000勝、2024年5月12日には前人未到の4500勝をマークし、2024年度JRA賞特別賞と黄綬褒章を受章。現在もトップクラスで騎乗を続ける “競馬界の第一人者”兼“最多記録更新請負人”。