浅草キッドの玉袋筋太郎が、“昭和オヤジ”としての矜持とユーモアを胸に、同世代にエールを送る人生コラム。ともに令和を生き抜く、イケてる“老Guy”を目指そう。

 生島ヒロシさんに続いて、セ・パ両リーグのハラスメントを制覇した国分太一が無期限の活動停止になった。

 一部の報道によると、スタッフにわいせつ写真のメールを送るよう、強要したとか、しないとか。

 東日本大震災以降、積み上げてきたDASH村での美談も、裏の顔は局部写真を“奪取ムラムラ”では台なし。

 この時代、どんな事情があってもセクハラは問答無用で一発退場。‟問題Guy”となる。

 ただ、パワハラについては、若いスタッフへのアドバイスのつもりが言葉足らずで、相手を傷つけてしまうこともあるだろう。

 若者にアドバイスをするにしても、上に立つ人間は丁寧な説明が必要になる。

 厳しいことを言わなきゃいけない局面もあるよ。“飴とムチ”ではないが、この時代、ムチだけで人の上に立つことは難しい。

「この人が言うことなら」と思わせる説得力がないと、人の心は掴めないのではないか。