■ガーシーの逃亡先はカリブ海に浮かぶドミニカ共和国か

 夕刊紙デスクはこう話す。

「“一生帰国しないことを覚悟できた”と宣言したガーシー容疑者ですが、取材関係者の間では、次の逃亡先としてドミニカ共和国が有力視されていますね」

 ドバイから約1万2346kmの距離にあるドミニカ共和国は、カリブ海に浮かぶ島々の中で2番目に大きいイスパニョーラ島の東側約3分の2を占めており、西側にはハイチ共和国がある。

 野球が強い国としても知られており、MLBで活躍する選手も多い。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」では優勝候補と目されていたものの1次ラウンドでの敗退が決まり、野球ファンを驚かせたことも記憶に新しい。

「世界には“お金さえ払えばパスポートを購入できる国”というのもあり、ドミニカ共和国もそのひとつとされています。さらに同国のパスポートは“安い”とも言われているんです」(前同)

■ドミニカ共和国の国会議員がアメリカのメディアに証言

 ドミニカ共和国国会議員のレノックス・リントン氏はアメリカメディア・CBSの取材に、ドミニカのパスポートはわずか10万ドル(約1300万円)で手に入ると語っていた。しかも、ドミニカに居住する必要はなく、現地を訪れる必要もない。申請と支払いを済ませるだけでいいという。

 ツイッターには、

《恐らくドミニカ共和国の国籍が一番安く入手可能なので、ドミニカに行く可能性がある》
《ガーシーはドミニカの国籍持ってるから もう日本の警察には捕まえられないYO》
《ガーシーは既にドミニカ国籍とかセカンドパスポートとか持ってるのでは》

 という指摘がすでに複数上がっている。

「ドミニカ共和国に滞在する必要がないというのですから、ドミニカ共和国のパスポートで世界中を転々とするつもりなのかもしれませんね……。

 ただ、当局の捜査が及びにくく、お金さえあればなんとかなるという利点もあるでしょうから、まずドミニカ共和国に逃亡して潜伏する――という可能性もゼロではないのではないでしょうか」(同)

 ガーシー容疑者は旅券返納命令や国際手配を見越して、すでにパスポートや逃亡先を確保していたのだろうか。そして、本当に2度と、日本の地を踏まないつもりなのだろうか――。