動画配信サイトで著名人らを常習的に脅迫するなどした疑いで逮捕状が出た、元参議院議員のガーシー容疑者(51)に対し、外務省が旅券返納命令を出したことが分かった。3月23日付の官報で公告され、返納期限は4月13日だ。
ガーシーこと東谷義和氏とUAE・ドバイで配信動画の制作に関わった会社経営者の池田俊輔容疑者(40)は、YouTubeの配信で俳優の綾野剛(41)、ドワンゴ創業者の川上量生氏(54)、ジュエリーデザイナーの福谷公男氏(47)を常習的に脅迫したほか、名誉を棄損するなどした疑いが持たれている。
ガーシー容疑者は3月15日に参議院で「除名」処分となり、議員資格を失効。警視庁は翌16日に常習的脅迫、名誉毀損、強要、威力業務妨害の容疑で逮捕状を取得。外務省に対して、ガーシー容疑者らに旅券返納命令を出すよう要請していた。
ドバイに滞在しているとみられるガーシー容疑者が、帰国し、返納命令に応じない場合、旅券は失効。滞在先の国では不法滞在となり、強制退去処分の対象となる可能性もある。さらに警察庁が「ICPO(国際刑事警察機構)」を通じて国際手配する方針だという。
当局の動きを受けて、16日にライブ配信を行なったガーシー容疑者は「命をとられるわけじゃあるまいし、そんなに心配しなくていい」「誰かが言っているけど、死ぬこと以外はかすり傷だ」と持論を展開。
「国家権力にどこまで挑んだらいいのか。日本を追い出され、帰国もできない」「一生帰国しないことを覚悟できた」と、日本に戻らない意向を示した。加えて「念のため引っ越しする。引っ越し先は言わない」とも語った。
■ガーシーとワンオクTakaのコラボに「がっかり」の声
ワイドショー関係者が話す。
「昨年2月にガーシー容疑者が“暴露系YouTuber”として活動を始めた当初、暴露を示唆された芸能人、芸能関係者からは批判が殺到。
ただ、しばらくするとガーシー容疑者を擁護する芸能人がちらほら現れました。ただ、その芸能人たちもさすがに今の状況ではだんまりを決め込んでますよね……」
ロックバンド・ONE OK ROCK(ワンオク)のボーカル・Taka(34)は2022年4月に行なったインスタライブで「すべてが悪とは思えない」「俺はアイツの味方でいてあげたい」とフォロー。同6月にはガーシー容疑者が行なったYouTube生配信に電話で生出演して、トークを交わしたこともあった。
さらに同8月には、Takaのみならずワンオクメンバー全員でガーシー容疑者とインスタライブでコラボを実施。ワンオクのアメリカツアーが始まると話し、ドバイ在住のガーシー容疑者に「世界でどっか近く行ったら遊びに来てください」と呼びかけると、ガーシー容疑者も「ヨーロッパで行くわ。ヨーロッパ近いし」と応じていた。
Takaとガーシー容疑者の交友に対しては、
《どんな人と友達でも自由だけど、公でのコラボはファン的には複雑》
《Takaのインスタライブにガーシー出てるの、結構がっかり》
など、批判や困惑する声が上がってしまった。