■「鳥貴族」社長の父譲りの商才の持ち主か

 大倉は旧ジャニーズ事務所時代から関西ジャニーズのプロデュースを担当。なにわ男子Aぇ!group、関西ジュニアなどの後進の育成とプロデュースを手掛けてきた。

「大倉さんは以前から事務所の上層部に対しても“プロデュースしているのは僕なので”としっかりと自分の意見を主張し、時には強めに反論することもあったといいます。それだけプロデューサーという仕事に誇りを持っているのではないでしょうか。

 ジュニアの育成とプロデュースにおいては、大倉さんのJ-pop LegacyはSTARTO社と業務提携を結んでいるとのことですが、プロデュースを手掛けているデビュー組とは、彼らの売り上げから報酬を得られるような契約になっているという話ですね」(前出の芸能プロ関係者)

 SUPER EIGHT、WEST.、なにわ男子、Aぇ!groupという関西のグループが集結した合同ユニット「KAMIGATA BOYZ」も、大倉が旗振り役となって結成に至っている。

「24年9月に大阪・ヤンマースタジアム長居で行なわれた初のスタジアムライブは2日間で11万人を動員。チケットは即完だったそうです。大倉さんはジュニアだけではなく、デビュー組ともしっかりと連携し、ガッチリと売り上げを立てている。

 そういった意味では、大倉さんは、一代で『鳥貴族』を全国的な居酒屋チェーンへと成長させた父・忠司社長譲りの“商才”にも恵まれ、STARTO社のNo.1プロデューサーに、さらにはエンタメビジネスの申し子になった、と言っても過言ではないような活躍を見せていますよね」(前同)

 大倉は4月21日、都内で行なわれた「鳥貴族」の40周年記者発表会に登壇。父の忠司社長と公の場で“初共演”を果たしたことも話題を呼んだ。

「旧ジャニーズ事務所でプロデューサーとなると、TOBEを設立した滝沢秀明さん(43)や松本潤(41)を想起しがちですが、現在進行形で第一線で仕事をこなしているのは大倉さんで、後輩グループやジュニアたちも大いに信頼を寄せているのではないでしょうか」(同)

 大倉が設立したJ-pop Legacyに敏腕マネージャーとして知られた実弟も入社。同社と大倉の存在は、STARTO社内でもより大きな存在になっていきそうだ。