8月1日に第5話が放送される、King & Prince高橋海人(26)と中村倫也(38)がダブル主演する金曜ドラマ『DOPE 麻薬取締部特捜課』(TBS系/毎週午後10時)。平均世帯視聴率を初回の6.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)から4%台に落とし、配信サービス・TVerのお気に入り登録数も75.3万(7月29日午後1時現在)で数字の伸びが止まっている。

 同ドラマは、木崎ちあき氏の同名小説(角川文庫)が原作。謎に包まれた新型ドラッグ・DOPEが蔓延した近未来の日本を舞台に、異能力を持つ麻薬取締部特捜課のメンバーが、不可解な事件の解決に挑む麻取アクション・エンターテインメント。エンタメ路線ではあるが、ドラマの雰囲気は重めになっている。

 7月25日放送の第4話は、才木(高橋)は椿(忍成修吾/44)の指示で陣内(中村)を尾行していたが、早々にまかれてしまう。ホテルでジウ(井浦新/50)と密会した陣内は、彼から妻・香織(入山法子/39)の事件に関わる新たな事実を告げられる。そんな中、繁華街にあるカラオケ店で、大学生3人が薬物中毒死する事件が発生する。

 彼らは麻薬取締部特捜課の葛城(三浦誠己/49)の娘・莉子(平澤宏々路/17)と同じ大学の学生で、その中の1人はDOPEも所持していた。才木と陣内が大学で聞き込みを行うと、莉子が覚醒剤を作っていたのではという疑惑が浮上。薬学部4年の木下(田中偉登/25)が、カラオケ店の3人と莉子はつながりがあると話すが……という展開。

 今回は木下が“変身”、その妹・玲奈(平野瑠莉/17)が“ヒーリング”の異能力を持っていて、彼ら異能力者の苦悩が描かれ、中盤の新たな展開につなぐ回だった。また、陣内が同期・戸倉俊二(小池徹平/39)の家で、戸倉の娘・奏の誕生日を祝おうとしたとき、「椿が死んだ」と知らせが入る衝撃のラストだった。

 そのためX上では、《異能力が日常を壊していく…木下兄妹の境遇は才木家と重なるところがあるんだけど、才木家が辿ったかもしれないもう一つの可能性なのか予言なのか。管理官の椿が死んだのは驚きだけど、才木くんが内偵を拒否した段階で彼の役割は確かに終わっているんだね》など、いろいろと考察する声が出ている。