松本潤(41)主演の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系/毎週よる9時)の第3話が、8月3日に放送される。7月27日放送の第2話は、選挙特番での休止を挟んだにもかかわらず、平均世帯視聴率が11.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、初回から0.2ポイント増と好調だ。

 同ドラマは、富士屋カツヒト氏の医療漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)が原作。病気を診るだけでなく、人を診る、19番目の新領域「総合診療科」の医師を描くヒューマン医療エンターテインメント。日曜劇場にしては地味な印象だが、視聴者からは支持されている。

 第2話は、魚虎総合病院に心臓に先天性の病気を抱えている少年・岡崎咲(黒川晏慈/12)が救急搬送されてきた。14年間にわたり彼を診てきた小児科医・有松しおり(木村佳乃/49)が処置にあたるが、亡くなってしまった。一方、総合診療医・徳重晃(松本)は、咲の兄・拓(杉田雷麟/22)が無理に笑っているように見えることが気になっていた。

 ある日、徳重は公園で拓が倒れているところに遭遇。拓は救急搬送され、熱中症だと診断された。その後、拓は足に力が入らない症状が出たため、有松は徳重に拓の治療を頼む。総合診療科で、徳重が拓に「聞かせてください。あなたの話を」と話しかけると、拓は「俺は悪いお兄ちゃんだ」と言い、それは咲が亡くなった時ホッとしたためで……という展開。

 X上では、《松本さんがひたすら「受け」の演技に徹してるからこそ、患者さん役の俳優さんたちの演技が刺さる》《どんな役も良くも悪くも“松潤”だなあと思ってたけど、ご本人が年齢重ねたからか柔らかく丸くなった。人としての深みを感じるお芝居が患者に寄り添い、その声を聞く総合診療医にぴったり》などと、松本の演技を称賛する声が相次いでいた。