連日の暑さから体調がすぐれない……そんな季節にはスパイスたっぷりの国民食“カレー”がオススメ。食の健康に詳しい、『イシハラクリニック』の副院長・石原新菜氏は、こう語る。
「夏は冷たい物のとりすぎで胃腸の力が落ちますが、カレーのスパイスには胃腸を温めて調子を整えてくれる働きがあります。さらに、カレーはご飯・肉・野菜が一皿で摂れるので栄養バランスも抜群。夏バテ対策にも最適な料理なんです」
そこで本サイトは、カレーの全国チェーン『CoCo壱番屋』のメニューを徹底調査。体の不調に合わせた、“オススメのトッピング”を紹介していこう。
まずは、暑さによる寝苦しさから睡眠の質が落ちている、寝不足に悩んでいるという人にオススメなのが、チーズカレー(910円)。
「睡眠ホルモンのメラトニンを作るには、昼間にセロトニンを、しっかり分泌させることが大切です。その原料になるのが、アミノ酸のトリプトファン。これはチーズなどの乳製品に多く含まれています」(前同)
他にも、眠りをサポートしてくれるトッピングは多数。管理栄養士の望月理恵子氏は、次のように言う。
「トリプトファンを含んだ納豆(167円)や、睡眠改善の働きがあるグリシンを含んだエビにこみ(264円)、興奮した神経を抑えてくれるギャバを含んだきのこ(242円)も効果的なので、お好みで足してみてください」
夏バテからくる体力の低下や疲労感には、豚肉を食べるのが効果的。
「豚肉に含まれるビタミンB1は、ご飯の糖質を効率良くエネルギーに変え、疲労を改善してくれます。ソーセージカレー(994円)の他、ポークカレー(646円)にロースかつ(352円)を足すのもオススメです」(前出の石原氏)

さっぱり派の人には、ハーフ豚しゃぶ(168円)のトッピングが良し。
「湯通しして肉の脂を落としているので、あっさり食べられます。また、スタミナ食材のニンニクを使った旨辛にんにく(174円)でパンチを加えると、味も栄養も満点」(前出の望月氏)
ちなみに『CoCo壱番屋』のカレーは、ポークカレー、ビーフカレー、ベジカレーの3種類がある。
「ポークカレーに限り、甘口~20辛まで選べますが、“2辛”以上は上級者向け。マイルドな日本風カレーが好きな人は“普通”を、辛さで元気をつけたい人は、一般的な辛口に相当する“1辛”に挑戦してみましょう」(グルメライター)