■セクゾが11年かかった一方でわずか10か月半…

 セクゾが初めて2大ドーム公演を行なえたのは、2022年12月。デビュー11年目にしてようやくのドーム公演だったことから、発表時に菊池は「ちょっとお待たせし過ぎちゃった」、中島は「10年越しの片思いがようやく実った」とコメントしていた。

 一方で、今回は8人体制になってから約10か月半でのドーム公演の開催が決定。新規加入組は、本格的な芸能活動開始から1年も経たないうちに、ドーム公演を経験することになる。

 この状況に、

《世界配信、2大ドーム公演 おめでとう!!セクゾは、2022年、初ドームやったんやよく頑張ってきたよ!やっとここまできたんだね!色んな声あるけど負けんな、負けんな、負けんなよ!》
《ドーム公演決定おめでとうございます!!どんどん夢を叶えていく8人の過程をファンとして見守ることが出来て、幸せです》

 などなど応援の声はもちろんあるが、

《下積みのないドームって嬉しいんですかね》
《セクゾが11年かかったドーム公演、早々timeleszでやりますって 新人入りたてほやほやじゃん?なんかね………。SZデビュー前から知ってるし、ずーっと応援してきたけどもう付いていけないよ》
《なんかセクゾ時はドーム決まったときはすっごい感動したし、嬉しかったのに。timeleszでドーム決まってもあんまり喜べない timeleszの今を否定するわけじゃないんだけど、セクゾはなんであんな苦労したの?》

 など、喧々諤々さまざまな意見が多く寄せられている。

 新規加入組を巡るところでは、篠塚が、松島からの依頼で『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)に助っ人出演することが8月3日に発表されたのだが、これにも《出たい後輩たくさんいるのに数ヶ月で起用されるんだ……下積みってなに?悲しいよ……もう見れない》など厳しい声が続出。

 SNSの反響を受け、篠塚は同月5日にインスタグラムのストーリーズを更新。《今回の出演に関して、様々な意見があることは真摯に受け止めております》《自分はまだまだ未熟で至らないところばかりですが、常に謙虚な気持ちと感謝の気持ちを持って、一つ一つのお仕事に真剣に取り組んでいきます》とコメントをした。

「現体制や新規加入組をなかなか認められないファンの声は、彼らの活躍とともに収まるかと思われていましたが……長引いている感じですよね。

 セクゾはドーム公演まで11年を要したこと以外にも、多くの苦労があったグループとして知られます。そんな彼らを長年応援し続けてきたファンにしてみれば、現在華々しい大活躍を見せるtimeleszには、やはり複雑な心境を抱いてしまうのかもしれませんね」(前出の女性誌編集者)

 セクゾの苦労――たとえば、同グループは2014年から15年まで、変則的な3人体制だった時期がある。理由は、松島とマリウスがセクゾを一時的に離れ、ジュニアによる弟分ユニットSexy松とSexy Boysに参加することになったから。その後、もとの5人体制に戻ったものの、”ジュニア降格”ともとられそうな措置に、松島とマリウスのファンは気が気でなかったとされる。

 また、松島は18年にパニック障害の療養のため活動を休止、20年に松島が復帰するも、入れ違うようにマリウスが体調不良のため芸能活動を休止し、最終的に引退するなど、フルメンバーが揃わない時期が長かった。

 そういった、セクゾ時代の多くの苦労を経て、現在のtimeleszはある。セクゾの歴史の重みは、彼らのファンにとって非常に大きなもののようだ――。