■「評価とかではなくて」寄付を続けてきたが…
中居氏と寄付――たしかに中居氏は、長年寄付を続けてきたことで知られる。
中居氏の寄付が初めて明らかになったのは1995年のこと。同年1月に発生した阪神・淡路大震災への義援金だった。『女性自身』(光文社、21年3月2日号)によると、震災から2か月後の同3月、当時SMAPの『がんばりましょう』が春のセンバツ高校野球の入場行進曲に選ばれ、中居氏は開会式のラジオ中継に電話出演。その際の出演料をラジオ局の義援金係に全額寄付したという。
また、当時のジャニーズ事務所では阪神・淡路大震災へのチャリティーとして、1997年に関西出身メンバーが所属するグループで『J-FRIENDS』というユニットを結成。そこにSMAPが入らなかったことに対し、中居氏がジャニー喜多川氏に猛抗議したとも伝えられた。
「中居氏がジャニー氏から強く影響を受けているのは周知の事実ですが、ジャニー氏もまたチャリティーに積極的でした。19年7年に亡くなったジャニー氏の遺志によって同年12月に日本赤十字社に5億円が寄付され、それをもとに“ジャニー基金”が設立されました。
旧ジャニーズ事務所の所属タレントの多くが、そういったジャニー氏の精神を受け継ぎ、さまざまな形でチャリティーに参加していますが、なかでもより積極的だったのが中居氏だったと言えるでしょう」(女性誌編集者=以下同)
また、2011年に東日本大震災が発生したときも、中居氏は先頭に立って支援を行なってきた。たとえば震災発生の10日後、3月21日に生放送された『SMAP×SMAP』でのこと。
SMAPメンバーがそれぞれの思いを語るなか、MCの中居氏は“SMAPがこうしてボランティア的な呼びかけを表立ってやることは少ない”としたうえで、“こうして決断したのも、どっかで偽善だって思われるかもしれないけど……そういうのは二の次三の次で。評価とかではなくて、僕たちが今やるべきことはなんなのかなって”と、評価よりも大切なことがあると呼びかけた。
「24年1月配信のWEB版の『女性自身』では、SMAPのメンバー5人が震災後3か月で4億円以上を寄付しており、そのうち2億円以上が中居氏からの寄付だったと報じています。また当時、中居氏はプライベートで被災地での炊き出しにも参加するなど、金銭面だけではないところでも貢献していた姿が、SNS上でも広く知られています」
さらに中居氏は、20年には東京コロナ医療義援金に1000万円を寄付、そして新しい地図と日本財団が設立した「LOVE POCKET FUND」にも1000万円を寄付。なお、「LOVE POCKET FUND」へは24年の能登半島地震支援プロジェクトにも3000万円を寄付している。