■「国民的アニメ」、「日本の宝」だと思われているのは

 第5位(6.0%)は、『ドラゴンボール』『美少女戦士セーラームーン』『クレヨンしんちゃん』。

 鳥山明氏の漫画を原作とした『ドラゴンボール』のテレビアニメは、1986年にフジテレビ系で第1シリーズが放送されて以降、昨年10月~今年2月まで放送の『ドラゴンボールDAIMA』まで全6シリーズが制作された。

 初期は主人公・孫悟空と仲間たちによる「ドラゴンボール」探しがメインだったが、悟空が凶悪な敵と戦う格闘バトル路線へとシフトし、さらに人気が上昇。悟空だけでなく、その子どもたち、ピッコロやベジータなど、個性豊かなキャラが多く、ファンから愛されている。

「子どもの頃から見ていたし、日本人で知らない人はいなさそう」(35歳/男性/パート・アルバイト)

「自分たちの世代は特によく見ていた」(46歳/男性/パート・アルバイト)

「今でも好き」(35歳/男性/自由業)

「世界で有名だし、人気がある」(39歳/男性/会社員)

 武内直子氏の漫画をアニメ化した『美少女戦士セーラームーン』は、1992~1997年までテレビ朝日系で5シリーズが放送された。主人公・月野うさぎがセーラー服美少女戦士・セーラームーンに変身、悪と戦う姿を描き、美少女バトルアニメというジャンルを確立した。

 少女たちだけでなく、大人の女性や男性ファンも獲得し、決めゼリフの「月に代わっておしおきよ」が流行語となるなど、社会現象的なブームとなり、日本だけでなく、世界で愛されている。

「放送1回目から見ていて、今でも日本の宝だと思っている」(40歳/女性)

「少女アニメで知名度が高い」(35歳/女性)

「家族みんなに馴染みがある」(25歳/男性/会社員)

「子どものときに必ず見ていた」(42歳/女性/会社員)

「憧れだったから」(23歳/女性/パート・アルバイト)

 臼井儀人氏の漫画が原作のアニメ『クレヨンしんちゃん』は、1992年からテレビ朝日系で放送されている。埼玉県春日部市在住の野原一家の日常や、主人公の生意気で破天荒な幼稚園児・野原しんのすけが巻き起こす騒動に振り回される大人たちの姿を描き、笑いの要素だけではなく、感動的なストーリーも盛り込まれているのが魅力だ。

 1993年から毎年劇場版が公開され、有名人が声優として参加することも話題になる。今年8月8日には、32作目となる映画『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』が公開された。

「老若男女誰もが好き」(32歳/女性)

「家族で見ていた」(23歳/女性/会社員)

「ほのぼのとしている」(49歳/男性/会社員)

「くだらなくて面白い」(27歳/男性/会社員)

「映画が毎年やっているのが楽しみ」(32歳/女性/パート・アルバイト)

「長年愛されている」(37歳/女性/主婦)

 第4位(8.0%)は『それいけ!アンパンマン』。

 やなせたかし氏の絵本『アンパンマン』を原作にした『それいけ!アンパンマン』は、1988年より日本テレビ系で放送がスタートした。ジャムおじさんが作ったパンに命が宿って誕生したヒーロー・アンパンマンの活躍や、ばいきんまんとの戦いを描き、今年6月には映画シリーズ第36作となる『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』がも公開された。

 同アニメには2000を超える多彩なキャラクターたちが存在し、2009年には「世界で最もキャラクターの多いアニメシリーズ」としてギネス世界記録に認定された。また放送中の今田美桜主演のNHK連続テレビ小説あんぱん』では、やなせ氏と妻の小松暢氏をモデルにしたストーリーが話題になっている。

「『アンパンマン』はほとんどの子どもが通る道だと思う」(36歳/女性/会社員)

「子ども頃から見ていた」(33歳/女性/会社員)

「一度は見たことがある人が多そう」(35歳/男性/自由業)

「みんなが知っている」(22歳/女性/学生)

「今、朝ドラ『あんぱん』でも注目されている」(39歳/男性)

■「国民的アニメ」ランキング
1位『ドラえもん
2位『サザエさん
3位『名探偵コナン
4位『それいけ!アンパンマン』
5位『ドラゴンボール』
5位『美少女戦士セーラームーン』
5位『クレヨンしんちゃん』
8位『ポケットモンスター』
9位『ONE PIECE』
9位『鬼滅の刃』

以下のリンクから「国民的アニメ」1~3位の理由とコメントをチェックできる。

1~3位はコチラ