「日本テレビは、23年間続いたバラエティ番組『行列のできる相談所』(2002年4月~25年3月末)代わる日曜夜9時台のレギュラー番組として、4月からSixTONESの冠番組『Golden SixTONES』(『GOスト』)をスタートさせましたが、このチャレンジは現状、大成功しているようです」(制作会社関係者)
『GOスト』は昨年9月放送の特番『Game of SixTONES』のレギュラー版であり、新たなゲームをSixTONESとゲストが楽しみ、そこにトークも加わるというゲームバラエティ番組。
激戦区の日曜日夜。『GOスト』と同時間帯には民放ナンバーワンのドラマ枠「TBS日曜劇場」など強力な番組が並ぶが、日本テレビのコンテンツ戦略局総合編成センター部長・江成真二氏は3月に行なわれた改編説明会にて、
《当然、日曜劇場もありますし、テレ朝さん、フジテレビさんに関しましても非常に強い番組であるとわかっているなか、SixTONESで戦えると判断し、ここから10年、20年、日本テレビの未来を背負ってくれる彼らに枠を託そうと思い、強いところにあえて置かせていただきました》
と、SixTONESへ期待を寄せていた。
「同時間帯は、『日曜劇場』以外にも宮根誠司さん(62)がメインの情報番組『Mr.サンデー』(フジテレビ系)、有働由美子さん(56)がMCを務める情報番組『有働Times』(テレビ朝日系)という2つのニュース番組が並ぶ視聴率激戦区。
ニュースに興味がない人は日曜劇場か『GOスト』を選ぶことになるのでしょうが、そんななかで『GOスト』は、特に若年層の数字であるコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)が日曜劇場よりもかなり高く、同時間帯の全番組の中でも断トツ1位なんです」(前同)
現在、日曜劇場では嵐・松本潤(41)主演の医療ドラマ『19番目のカルテ』(TBS系)が放送中。8月3日放送回には、大人気の津田健次郎(54)演じるアナウンサーが喉のがんを患い、治したいが、声を失うかも――という物語が描かれ、話題になった。
一方で、同日の『GOスト』では、菅野美穂(47)がゲスト出演。新感覚脳トレ「ダジャレッドカーペット」や、ワンカット撮影した映像の間違いを指摘する「街がい探し」を、SixTONESと楽しんだ。
そんな両番組の8月3日放送回の視聴率は、以下の通り。
・『19番目のカルテ』…世帯10.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)/個人6.1%/コア2.7%
・『GOスト』…世帯6.2%/個人4.5%/コア4.5%
この日に限らず、『GOスト』のコア視聴率は、基本的に日曜劇場のドラマより高い。4月クールに放送された阿部寛(61)主演の日曜劇場『キャスター』も、コア視聴率で言えば『GOスト』に“完敗”していたという。
「『日曜劇場』には日本を代表するような有名俳優たちが集結し、予算もかけてクオリティの高い連ドラが制作・放送されていますが、同ドラマ枠のメインターゲットは“サラリーマン”とも言われ、少し上の層ですよね。そんななかで『GOスト』は、楽しくバラエティ番組を見て休日を締めたい、という若い層をがっちりつかんでいるようです。
そんな『GOスト』ではもちろん、メインのSixTONESが欠かせない存在ですが、彼らを抜きにしても、企画が面白いと好評なんですよね。同時デビューのSnow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)はスタートダッシュにつまずきましたが、『GOスト』は企画も良く、最初から好調ですね」(同)