■妻夫木聡・八木も過去に“大切な人”を亡くした可能性が浮上
蘭子(河合)と八木(妻夫木)のやり取り、蘭子の意味深な目線に視聴者は沸騰。
《雰囲気もちょっと似ていて、話も合いそうです》
《蘭子のコンプレックスをさりげなくフォローする八木の言葉が素晴らしい。蘭子の八木への視線から、八木の人を見る眼に感嘆した気がします。これから八木の店に蘭子が訪れる機会と会話が増えそうな気がしてます》
《八木の辛口で少ない言葉は核心をついていて、映画批評をしている蘭子も共鳴している様に見えました》
など、蘭子が八木とお似合いだという声が多く寄せられている。
「蘭子が八木に好意を抱いたことが伝わる、河合さんの“目の演技”に感服する声も多いですね。《シェイクスピアのくだりもあわせて、知的なやりとりにキュンとしてしまった》という声もあります。また、同回ラストでの、次週予告(8月18日~22日)の内容から、蘭子と八木の間にもう1つ“共通点”を見出す人もいるようです」(前出の女性誌編集者)
蘭子は戦時中、家族同然の付き合いだった石工見習い・原豪(細田佳央太/23)と両想いに。豪の出征前に結婚の約束もしたが、豪は1939年(昭和14年)に戦死し、帰らぬ人となった。戦後も彼のことを思い続けており、8月1日放送回で蘭子は「一生分の恋をした。それが、うちの心の支え」と、生涯独身を感じさせる発言も。
対する八木は独身に見えてきたが、次週予告では「妻と子には、絶対に生きて帰ると約束した……」と、蘭子に重い口調で話す場面があったのだ。時代背景を考えると、空襲などで妻子を失っていても不思議ではない。
そのため、
《八木さんと蘭子は大切な人を失ったもの同士、もしかしたら…ってことがあるのかな?なんだか、いい感じの雰囲気だったよね》
《八木も戦争で愛する人を亡くした過去があるのかな? 同じ十字架を背負った二人は惹かれ合う…》
《蘭子も豪ちゃんだけで一生終わらせるのはもったいない。八木さんもきっと同じような過去があるのだろう。ぜひ、前に進んでほしい》
といった意見も多く寄せられている。
「現在、朝田家の三姉妹で独身なのは、蘭子だけですよね。長女・のぶは紆余曲折を経て幼馴染の嵩と結ばれ、末っ子・メイコ(原菜乃華/21)は、長年片思いしていた嵩の親友・健太郎(高橋文哉/24)と速攻でゴールインし、すでに2児の母親。そして、のぶもメイコも、蘭子が背中を押したことで結婚を叶えたことから、《次は蘭子が幸せになって》《蘭子はどうなる》と応援する声は以前から多かったんです。
そんななか、お似合いとも言えそうな八木との出会いが描かれたと。ですので、多くの視聴者は、2人の恋の行方に期待をしているということではないでしょうか」(前同)
人格者として、視聴者からの好感度も高い蘭子と八木。今後、「アンパンマン」が誕生していくまでの本筋とともに、2人の展開も見逃せなくなってきたようだ。