■広瀬すずの本格参戦はいつ?
主人公たちを指導するメインキャラ・奏を演じる、上白石萌音がまさかの退場。一方で、奏の夢を実現させるため、現役生たちがたくましく成長し、期待の新入生が入部。視聴者の指摘にある通り、現役生のストーリーが動き出してきたところで、前作キャストの新田真剣佑の登場は、抜群のタイミングといえる。
ただ、SNSの反応を見る限り、本作の視聴者は映画と漫画ファンがほとんどで、新規のファンを取り込めていないようだ。視聴率が低調なのは、そのあらわれだろう。固定ファンがいるとはいえ、現役生だけでは力不足という現実は、制作側もわかっていたと思われる。
そのため、本作は現役生に加えて、前作キャラの人生も描かれている。だからこそ、奏(上白石)は夢を叶えるために京都に行ったし、“机くん”こと駒野勉(森永悠希/29)の奏へのも想いも明かされた。そうなると気になるのが、ドラマの初回からチラチラと顔を見せている、前作の主人公・綾瀬千早を演じる広瀬すず(27)だ。
北島直明プロデューサーは、Xで真剣佑のゲスト出演に触れたあと、《8話以降は更にサプライズを用意してます》と言っている。これは、綿谷新(真剣佑)のライバルで、瑞沢高校の競技かるた部のキャプテンだった真島太一(野村周平/31)だと思われる。一方、千早は現在の同部の顧問を務めているだけに、広瀬がゲスト扱い以上の本格参戦をする可能性が高い。
今回、上白石萌音のシーンは黄色いイチョウ、現役生のシーンは若葉と、それぞれの背景の季節に違いがあった。多忙な前作キャストに無理して出てもらうため、長いスパンを使って撮影が組まれているようだ。そこまでしているということは、もはや、広瀬すずの登場は間違いないと言えるだろう。(ドラマライター/ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。