■「嘘つき」と言われた胸中は

 総額2600万円にものぼる整形。母親から「生まなきゃよかった」と言われるなど、容姿コンプレックスを抱えてきた平瀬が整形を始めたのは19歳で、これまでに目、鼻、輪郭の整形と歯の矯正、豊胸などをおこなってきた。

 平瀬はそうした整形ヒストリーを包み隠さず発信しており、2024年10月には《整形も努力》として、《整形前→ダウンタイム→現在のすっぴん裸眼》という写真を公開している。そうした“努力”を“嘘つき”だと全否定されたことについては、

「びっくりでした」

 ただただ驚いたという平瀬。ただ、写真自体は確かにに加工アプリのフィルターを使って撮ったものだったという。

「Xには他にも無加工の写真を載せているんですけど、あの写真自体は加工アプリで撮ったものなので、加工感があったのかなと思います」

 説明や反論をしようとは思わなかったのか。

「(整形は嘘ではないという)画像を用意してたんですけど、何を送っても何か言われる繰り返しになっちゃうかなと思って、悩んでいるうちに時間が経ってしまって……。ただ、高須先生は加工写真を広告として出すことに関して注意喚起をしてくださっていたのであって、私に対して批判したかったわけではないのかな、と思っています」

 そんな彼女がSNSでビフォーアフターの画像を発信し続けているのは、整形について「理解してくれる人が少しでも増えたらいいなという思い」からだという。

「整形したらすぐに可愛くなれるわけでもないし、お金も必要だし、ダウンタイムを乗り越えないといけなかったりする。そこに至るまでにいろいろな葛藤もあるし、あっという間に変身しているわけではないんですよね。そうしたことを何も知らずに、”整形は努力じゃない”といわれるのは悲しいなと……。私だけでなく、整形している人には背景があるということを知ってくれたらいいなという気持ちです。

 もちろん、整形に対して否定的だったり、いろいろな意見はあって当然だと思いますが、攻撃するのは違うんじゃないかなあと思います。誹謗中傷はその一言、一言が刃物のように突き刺さって、病んでしまう人もいるんです」

 整形を否定する声には、「遺伝子は変わらない」と、“遺伝子”に言及するものが多いという。

「“自分”との間に子どもを生む仮想の相手として見ているのかな。整形が“騙している”感じがするんだと思います。でも、私があなたと付き合うわけじゃないから安心してください、っていう……」

 今後、新たに整形したい部分についても語ってくれた。

「これまでにフルで整形をしていて、ここ一年は目尻切開や二重埋没、糸リフトなどやり直し系なんです。今も100%理想の顔だというわけではないですけど、自分のなれる範囲では最大の“可愛い”というになっているのかなと思うので、これからそこまで大きく変わるような整形はしないと思います。今後やるとしたら、鼻の穴や目の二重など、左右差をなくしていきたいですね」

 整形デビューから9年。最大の整形は470万円ほどかけた「顎の骨格」で、「いちばん悩んでいた部分が解決されて、“かわいい”と言われるようになった」という平瀬は、「やってよかった」と言い切った。