■timeleszとSnowManと山田涼介――超強力なラインナップ
そんな『ドッキリGP』だが、今回は細かい煽りに加えて、さらに“『24時間テレビ』潰し”ともいえる内容が放送された。
「1つは、人気企画が放送されたタイミングですね。『24時間テレビ』では、夜8時11分からSUPER EIGHTの横山裕さん(44)が105キロ走る『子ども支援マラソン』をスタートさせましたが、その時間帯から『ドッキリGP』では強力な企画を3連続でぶつけました。そして、そこに超豪華なゲストが登場したんです」(前出の制作会社関係者)
強力な企画――まず、『24時間テレビ』で横山が走り始める少し前の時間帯に、Snow Manの向井康二(31)扮する“マッサマン”による大人気コーナー『記憶忍者隊 マッサマン』を放送。しかも、対戦相手として、STARTO社でもトップクラスの人気を誇るHey!Say!JUMPの山田涼介(32)が登場し、大盛り上がりとなった。なお、同コーナー常連のTravis Japanの松田元太(26)は、今回は“マツダマン“に扮することなく、スタジオゲストとしての出演だった。
『マッサマン』終了後には『ドレミの歌』にちなみ、頭文字に“ド”“レ”“ミ”がつくドッキリをしかける『秒でドッキリ』が放送。この企画では8人組アイドルグループ・timeleszが、松島聡(27)、原嘉孝(29)、寺西拓人(30)、佐藤勝利(28)、橋本将生(25)、猪俣周杜(24)、篠塚大輝(23)の順番で個別に登場した。
番組レギュラーでもある菊池風磨(30)は、大トリとして頭から金の塗料をかぶり人間トロフィーと化するドッキリ『“ド”はどうです? 金の像』の餌食に。お約束のフレーズ「許せない!」も披露されて、スタジオは大爆笑に包まれた。
そして9時20分頃からは、Snow Manの宮舘涼太(32)、阿部亮平(31)、渡辺翔太(32)、向井の4人が早口言葉に挑戦する『ボムマジ爆発』のコーナーが放送された。
「『24時間テレビ』の目玉である、横山さんのマラソン企画と同じタイミングで、同じSTARTO社のタレントでも特に人気のtimeleszやSnow Manをキャスティングしての企画をぶつけたということですよね。
『24時間テレビ』にも多くのSTARTO社タレントが登場しましたが、より勢いのあるメンバーが『ドッキリGP』のほうに出ていた感じがあります」(前同)
『24時間テレビ』の1日目である30日には横山以外に、チャリティーパートナーとしてKing&Princeの高橋海人(25/当日は体調不良で欠席。事前VTR企画には登場)と永瀬廉(25)が出演。嵐・相葉雅紀(42)が『保護犬トリミング』のコーナーに出演した。
2日目の31日には、WEST.の濱田崇裕(36)、桐山照史(35)、小瀧望(29)、Aぇ!groupの小島健(26)、佐野晶哉(23)の5人が横山を慕う「横山会」としてサプライズ登場したほか、終盤にはSUPER EIGHTやSixTONES、Aぇ!group全員がスタジオに登場するなどし、番組を盛り上げた。
ちなみに、『ドッキリGP』に出演した山田と松田も、『24時間テレビ』の2日目に生出演。山田は朝8時45分頃にスタジオに出演し、西田敏行さん(享年76)の半生を描くドキュメンタリードラマ『西田敏行 役者バカの原点~知られざる家族の絆~』についてコメントした。
松田は、高橋が担当する予定だった企画『ボーダーレスLIVE』(夜7時台)に、ピンチヒッターとして出演。病欠の高橋に代わり、川島如恵留(30)ほか出演者たちとダンスパフォーマンスを行なった。
「今、テレビ各局では、“Snow Manとtimeleszを確保せよ”という状態になっているといいます。両グループの人気が圧倒的だからですが、まさにその2グループのメンバーを、しかも『24時間テレビ』の盛り上がるタイミングにぶつけてきた『ドッキリGP』の“ガチンコ構成”で『24時間テレビ』の視聴率が削られたというところはあるでしょうね」(同)
今回の『ドッキリGP 4時間SP』には、
《SnowManのボンバーあるし、本当に裏番組潰しにかかってるじゃんw》
《ドッキリGP、スノとタム確保してるの裏番組の対抗馬として強すぎる》
《ドッキリGP24時間テレビに、時間をピッタリ合わせてくるあたりが悪意…笑 でも、めっちゃ面白かったー》
といった、『24時間テレビ』と比較する声が多く寄せられている。
本家を煽るような演出の数々、豪華な出演者と、それを『24時間テレビ』の目玉企画にぶつける番組構成――何かと大変なフジテレビだが、この日の『ドッキリGP』は力強い輝きを放ったようだ。