二宮和也(42)が主演を務める映画『8番出口』(8月29日公開)が公開から3日間で興行収入9億5391万900円を記録し、3日間の興収が今年公開の実写映画で1位を獲得したことが発表された。映画が大ヒットするなか、同映画のショッキングな描写が観客の間で問題となり、9月1日には映画公式Xが注意喚起のアナウンスを出す展開になった――。

 映画『8番出口』は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏が制作し、全世界累計170万ダウンロードを突破した同名の間違い探しゲームが原作。無限にループする地下鉄の駅通路に閉じ込められたプレイヤーが“異変”を発見したら引き返し、なければ進み……と繰り返して出口を目指す作品である。

 今回の実写映画は、原作の世界観を忠実に再現。原作で主人公の名前や容姿が設定されていないことから、二宮演じる主人公の役名も”迷う男“である。

「『8番出口』は、実写化作品としてはかなりチャレンジングな作品。あえてでしょうが、主人公や怪奇現象に関する細かい説明がないこともあり、映画のレビューサイトでも高評価、低評価相まみえています。ただ、原作をとてもリスペクトして作られているし、二宮さんの演技の素晴らしさは言わずもがな。

 また、河内大和さん(46)演じる“歩く男(※原作における『おじさん』)”のゲームから飛び出したかのようなリアルな不気味さ、映画オリジナルキャラクターである“少年”役の浅沼成さん(7)の圧倒的な存在感など、他の俳優陣も素晴らしいんです」(映画ライター)

 そんな同映画は“異変”に気づくことが求められるゲームの実写化だが……制作サイドが想定していなかったことが起きたようだ。

 映画『8番出口』の公式Xは、公開後4日が経った9月1日夜10時に更新され、以下の文章が投稿された。

《映画『8番出口』ご鑑賞の皆様へ

 本映画は、無限に続く地下通路を舞台としていますが、その中で津波など自然災害を想起させるシーンがございます。

 ご鑑賞にあたりましては、予めご注意いただきますようお願い申しあげます。

 映画『8番出口』製作委員会》