STARTO ENTERTAINMENTは8月28日、同社所属のアイドルグループ・Hey!Say!JUMP(以下、JUMP)から中島裕翔(32)が同日をもって脱退すると発表した。卒業にあたってのコンサートなども一切ない、異例の“即日卒業”が波紋を呼んでいる――。
同社公式サイトで発表された声明文によると、
《Hey!Say!JUMPは今年11月でデビュー18周年を迎えますが、20周年に向けての活動の協議を重ねていく中、中島より自立して個人での活動をしていきたい旨の申し出がございました。その思いを、全員が尊重するという結論に至りましたので、弊社としましても、その意向を尊重することといたしました》
とのこと。中島は事務所と契約したまま俳優活動に専念していく予定だという。
また、公式サイトでは中島本人によるメッセージも発表。
《1人の人間として私には何ができるのか、自分とは何なのかと考えた時に、自分にはお芝居に対する強い思いがありました。その思いがさらに確固たるものとなり、今後は自分の足で立って俳優を主軸に活動したいと決断いたしました》
と、グループとしての活動ではなく、俳優としての活動をメインにしていきたいという思いを明かした。
JUMPは、この発表の3日後となる8月31日に開催された『a-nation 2025』に出演したが、中島の姿はなかった。
「アイドルグループを卒業する場合、数か月前に発表し、その後、卒業に向けたコンサートツアーやライブを開催することが多いですよね。その一方で“即日卒業”というのは、基本的に不祥事が発覚したパターンか、何らかの形で“揉めて”脱退するパターンが多いのは事実です。
今回の中島さんのケースでは、本人の方向性の違いだと言いつつも、不祥事や揉めごとの情報もなく、即日卒業というのはかなり珍しい。何かあったのではないかと動揺するファンが多くても仕方がない……と言わざるを得ませんね」(芸能プロ関係者)
実際、発表当日のSNSには《突然のことすぎて全然信じられなくてしんどすぎるよ、、、》《8人のHey!Sɑy!JUMPが終わってしまうことにひどく落ち込む》《中島裕翔を思い出にする覚悟が全然できない》など、現実を受け入れられないファンからの悲痛の声が多数投稿される事態となった。
そんななか8月29日午前3時頃、メンバーの伊野尾慧(35)が自身のインスタグラムのストーリーズに《眠れるわけないよなぁ 一緒に頑張ってほしいな ごめんよ》とファンに向けてのメッセージを投稿。中島の卒業について具体的な言及はなかったものの、悲しみに暮れるファンへ寄り添う言葉を投げかけた。
また、先の「a-nation 2025」で7人でステージに立ったJUMPだが、MCなどで中島について一切触れることなく、普段通りにライブパフォーマンスが行なわれた。ライブの様子はネットで生配信されており、SNSでは複雑な感情を吐露するファンも多くみられた。