「ひとまず今年の『24時間テレビ』は無事に終わりましたが、来年はどうなることやら……ですね」(制作会社関係者)
毎年夏恒例の大型特番『24時間テレビ48-愛は地球を救う-』(日本テレビ系)が、8月30日、31日にかけて放送された。
同番組を巡っては、SUPER EIGHT・横山裕(44)が105キロを走り抜けた酷暑下でのチャリティーマラソン企画など、さまざまな点で賛否の声が飛び交っているが――。
「今年の『24時間テレビ』では、第1回(1978年)からずっとメインスポンサーを務めている日産自動車のセレモニー“キー贈呈式”の場面での“トラブル”もありましたよね」(前同)
キー贈呈式とは、毎年『24時間テレビ』2日目の午前中に横浜・日産グローバル本社ギャラリーで行なわれる恒例イベント。日産から番組へ福祉車両が贈呈されるセレモニーで、今年は8月31日の11時頃に行なわれた。
当日の放送では、チャリティーパートナーのやす子(27)ほか出演者たちが本社ギャラリーでトークをしつつ、会場へのアクセス方法や、チャリティーオークションなどを告知し、CMに突入。
そしてCMが明けると、進行役の畑下由佳アナ(33)が「今年も日産自動車株式会社様から、『24時間テレビ』に福祉車両を寄贈していただきました。まずはこちらのVTRをご覧ください」と、日産セレナをPRするVTRを紹介。VTR終了後、福祉車両開発の担当者がスピーチし、車のキーのオブジェをやす子に渡す――という流れだった。
ところが、今回の放送ではオブジェを渡す瞬間にCMに入ってしまい、贈呈式が中途半端な形で終わるというアクシデントが発生。その後は『NNNストレイトニュース』が放送され、番組はそのまま進行した。
そこからしばらく経った12時30分頃、総合司会の水卜麻美アナウンサー(38)が「ここで、先ほどお届けできなかった、日産自動車株式会社様、福祉車両贈呈式をご覧ください」と前置きし、やす子がオブジェを受け取るまでの映像を、畑下アナがVTRで紹介する場面から再び放送した。
この一連の流れにに対しては、
《PART4(放送分割枠)の終盤に入れ込んだためキー贈呈の直前でブツ切りしてしまった日産自動車による福祉車両贈呈式を再度放送》
《あんなにリハーサルしたのにキー贈呈式が放送に入りきらなくて現場が凍ってた(スタッフが)》(※現地の観客のポスト)
《24時間テレビ日産車両贈呈式まさかの放送やり直し。赤字だけど車両提供は続けてくれる。はず。もちろん全てが寄付ではなく募金で賄った分はある。むかし24時間テレビに批判的な人から日産が儲かる仕組みになっている全てタダにしろみたいな事を言われたけど、儲からなきゃ意味がない持続する事が大事》
といった声も出るなど、視聴者がざわつくことになった。