福原遥(26)主演の月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系/毎週よる9時)の第10話が、9月8日に放送される。平均世帯視聴率は、1日放送の第9話が4.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と低迷。現段階の全話平均は5.7%だが、このレベルの数字が続くと、23年10月期『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』の5.3%を下回り、月9ドラマ最低を更新する可能性もある。
同ドラマは、児童相談所へ出向することになった刑事・夏井翼(福原)が、ベテラン児童福祉司・蔵田総介(林遣都/34)とバディを組み、子どもたちの純粋な思いに胸を打たれ、その親までも救っていく姿を温かく描く完全オリジナルストーリーのハートフルヒューマンドラマ。丁寧な描写がドラマファンに絶賛されているが――。
第9話は、児童相談所に13歳の橘柊果(畠桜子/12)がやってきて、「私を保護してください」と訴える。柊果は両親と姉・菫玲(今野百々菜/14)との4人暮らしで、両親から暴力を振るわれたり、話しかけても無視されたりしているという。柊果には目立ったアザなどは見当たらなかったが、彼女の安全を確保するために一時保護することに。
事情を知って駆けつけた、柊果の母・桜(西原亜希/38)と父・治(金子岳憲/48)は虐待を否定。翼は、虐待の真偽はともかく、何らかのSOSには違いないと考え、今度は姉の菫玲に話を聞くため病院へ行く。すると菫玲は、先天性の疾患で歩行に障がいがある障がい児で、柊果は”きょうだい児”であることが分かり……という展開。
今回のテーマとなった“きょうだい児”は、日常生活で介助が必要な障がいや難病のあるきょうだいを持つ子どものことを指し、ヤングケアラーになりうる対象の1つ。親の関心が障がいのあるきょうだいに集中しがちな環境で、心理的な負担や寂しさ、孤独感を抱えたり、我慢してしまったりすることが多いとされている。